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ほんとにあった！ 呪いのビデオ
Part３
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No.0
「オープニング」
現在(part24)までその抑揚の無い声で呪いのビデオシリーズの案内を務める「名ナレーター中村一義」の初登場。この頃はまだ声色作ってる感じがする。初登場と言ってもPart6くらいまで監督や取材もやってますけど。
さて、Part3のオープニングは大好評のpart1「白い着物の女」を見た一般視聴者達が変な体験(本当に白い着物の人が浮遊してた、ブラウン管に現れた)をしている、というもの。ビデオではなく体験談なので特に評価はつけないが、スタッフとしては「してやったり」なのだろう。
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No.1
「野球場に現れる少年」
恐怖度：★★
不気味度：★★
衝撃度：★
解像度：★★
■ 現象 ■
投稿者が知り合いの出場する野球の試合を応援しに行った際に撮られたビデオ。グラウンドに少年の霊が・・・。
■ 解説 ■
柵の向こうに右へ左へと浮遊している白い影。少年には見えないが、動き方が人間っぽくないのでまあ、幽霊なのだろう。怖味はほとんど無し。
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No.2
「車の窓に張り付いた手」
恐怖度：★★★
不気味度：★★★
衝撃度：★★★
解像度：★★
■ 現象 ■
夜道を走る車中で助手席に座っていた投稿者の知り合いが何気なくまわしたビデオ。青白い手が後部座席から・・・。
■ 解説 ■
初期に多く見られる事故現場遭遇後に発生する現象。手の青白さがそこそこ怖い。パッと見解らないのが利いてるのか。
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No.3
「運動会の8mmフィルムに・・・」
恐怖度：★★★
不気味度：★★
衝撃度：★★★★
解像度：★★★
■ 現象 ■
投稿者が小学２年生の時の運動会の様子を父親が撮影した８ミリ。哀しげな少年の顔がうつしだされている・・・。
■ 解説 ■
徒競走のゴールテープを切ったあたりから、画面左下に少年らしき顔が写る。表情はちょっと悲しげのため怖さはそれほどではないが、かなり鮮明で顔の大きさが相当なので衝撃を受ける。
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No.4
「闇に浮かぶ男の顔」
恐怖度：★★★
不気味度：★★
衝撃度：★★
解像度：★
■ 現象 ■
サークルの合宿で行なわれた肝試しの様子をおさめたビデオ。暗闇のなかに、明らかに関係者ではない顔が・・・。
■ 解説 ■
驚かし役が現れてカメラ役の人が慌てている最中、標識のあたりに出る男の顔。夜中に光源が蝋燭だけなので解り辛いかな…リプレイでようやく解る程度。表情がそれなりに怖め。
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No.5
「心霊写真が撮られた現場にて」
恐怖度：★★
不気味度：★★★★
衝撃度：★★
解像度：★★
■ 現象 ■
東京郊外のある城跡で撮影された写真。投稿者とともに写真が撮影された場所を訪れたスタッフだったが・・・。
■ 解説 ■
心霊写真はありがちで大した怖さは無い。
本編の検証映像の際にノイズが走り、ノイズの中に女のアップの顔…らしきもの。不鮮明といえば不鮮明だが、それなりに不気味。
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No.6
「屋根裏にうごめく人の顔」
恐怖度：★★★★
不気味度：★★★★
衝撃度：★★★
解像度：★★★
■ 現象 ■
害虫駆除を請け負う業者が下見のために撮影した屋根裏の様子。光源を避けるかのように白い霊が動く・・・。
■ 解説 ■
白い男の顔が懐中電灯から逃げるように消える。呪怨の男の子みたいな表情がかなり怖い。また屋根裏という場所も不気味で、懐中電灯の明かりすら人の顔のように見えてくる。シチュエーションの旨味が利いた、Part3髄一の出来。
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No.7
「カップルを見つめる女の顔」
恐怖度：★★★
不気味度：★★★★
衝撃度：★★
解像度：★★★
■ 現象 ■
あるラブホテルで撮影されたビデオ。そのカップルの背後の壁に、彼らを恨めしそうに見つめる女の顔が・・・。
■ 解説 ■
イチャつくカップルの右端の鏡の当たりに女の上半身らしきもの。大きさが良い。かなり鮮明。
しかしまあ、この行為やその先が気になって集中できんです。ってか何だこのビデオが撮られた目的は。そりゃありか。ハメ撮(ry
ってかこんなもん投稿すんなと。
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No.8
「いるはずのない男の声」
恐怖度：★
不気味度：★★
衝撃度：★★
解像度：★★★
■ 現象 ■
ある録音スタジオで収録されたラジオドラマの中に不可解な声が。声優以外の何者かの声が誰かを呼んでいる・・・。
■ 解説 ■
音声モノ。男の声で「もうすぐです」。ハッキリと聞こえるが状況が状況なので説得力に欠ける。そこに男が居たらそれで済む話だし。
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No.9
「ビデオレターから見つめる目」
恐怖度：★★★
不気味度：★★★
衝撃度：★★
解像度：★★
■ 現象 ■
遠距離恋愛中の彼女に送るために撮影されたビデオレター。背後の本棚の隙間から、覗くような目が・・・。
■ 解説 ■
棚の奥にこちらを睨む目。それなりに鮮明で怖味もあるが、肝心のビデオレター自体がかなり寒いので何度もリプレイされる度にストレス。ちと勿体無いな。
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No.10
「４人いる」
恐怖度：★
不気味度：★★★★
衝撃度：★★★
解像度：★★★
■ 現象 ■
メンバー４人でキャンプに行った際のビデオ。第３者に頼んだ覚えはないのにメンバー全員が写った遠景のカットが・・・。
■ 解説 ■
霊現象自体が写らない、状況で気味悪がる新しい手法の一本。考えれば考えるほどゾッとするも、これも少し説得力に欠けるのが残念だ。今までに無い不思議な現象で、インパクトはある。
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No.11
「仏壇の遺影の顔が…」
恐怖度：★★★
不気味度：★★★★
衝撃度：★★★
解像度：★★★
■ 現象 ■
幼い子供をつれて実家に遊びにきていた投稿者。背後にある仏壇に置かれた祖父の遺影が何故か大きくなっていた・・・。
■ 解説 ■
心霊写真か階段でそれなりに有名なよく聞く話だが、やはりリアルタイムで見るのでは怖さは違う。比較すればよく解るが、遺影の顔が確実に巨大化している。
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No.12
「襲い掛かるラップ音」
恐怖度：★★★
不気味度：★★★
衝撃度：★★★
解像度：★★
■ 現象 ■
何もない空間で突然ラップ音が鳴り響いた瞬間を偶然とらえたビデオ。そしてその場に居た女性が急に意識をなくした・・・。
■ 解説 ■
３段オチの作品。前振りとして、割り箸の割れるような大きいラップ音と、女性が何者かに首を絞められたと言って泣きじゃくるのが第二。
メインは部屋の奥にカメラをズームさせると見える白い顔。盛り上げておきながら、少し不鮮明なのが残念。
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総評：★★★★★☆☆☆☆☆（５／１０）
ところどころ怖い作品はあるが、メインを張れるほどのインパクトが強い作品がないのが痛い。
他の巻に比べ、投稿作品の数が多いためテンポは悪くない。
しかし、佳作以下の作品をダラダラ垂れ流しているためメリハリが無い。
よくよく考えれば怖い、等の不気味な作品なら多めだが。
そういった作品の怖味を上げるために、もっと作品全体の「余韻」が欲しいところだった。
また、全体的に説得力に欠ける作品があるため、その辺を何とか工夫して欲しかった。
ただ、今までにない新しいパターンを試行錯誤した努力は評価したい。
その努力は、後になって最高の形となって報われる。