###########################################################
ほんとにあった! 呪いのビデオ
Part51
###########################################################

No.1
「夜警」

 恐怖度:★★★★★
不気味度:★★★★★
 衝撃度:★★★★★
 解像度:★★★★★

■ 現象 ■
関東近郊の心霊スポット巡りをしていた投稿者たちが撮影した映像。自殺が多いとして有名なとあるつり橋を目指して車を走らせていると、恐ろしい出来事が起こる。薄暗いトンネルを抜けカメラが運転手の方を向いた時、その窓の向こう側には何かが立っており、すれ違うのが確認出来るのだが…。

■ 解説 ■
初っ端からほん呪事象ランキングTOP更新とか、どんだけw

投稿者が心霊スポット巡りをしており、自殺が多いとされるつり橋を目指す。
途中の車内、トンネルを通る際に一瞬だが、警備員のような人影がハッキリ映る。
投稿者が異変を感じ、周囲を観察しつつ辺りを見回す。
カメラを暗視モードに切り替え、前方を見ると
警備員の格好をしたゾンビのような顔の、半透明の「何か」が
不気味な叫び声をあげ、フロントガラスを貫通して突進してくる!!
投稿者もそれに気付き大パニック!


いやもう、手放しで褒めちぎりたい最高の一作ですわ、これ。
個人的にほん呪で一番怖かった「疾走!」を超えたかも。
今まで培ってきたほん呪の全恐怖要素が詰まりに詰まって最高です。


まず、1つめが「フェイク」。
最初の事象がトンネル内にそれなりにハッキリが映っており、
視聴者的には、「ああこれが事象かーこんなもんかーワロスw」という風に、「油断」する。
その油断の隙を見事について、2つめの事象が全力で突っ込んでくるのだから
そりゃあ、叫び声の一つも上げたくなる。
パッケージの説明書きにも、この2つめの事象が書いていないのも「狙ってる」。

2つめは事象そのものの怖さ。
大人気のSP5「疾走!」を彷彿とするやり方ではあるが
あんなよく解らん邪悪そのものの存在が「叫び声をあげ」「こちらに向かって全力疾走をしてくる」
のだから、問答無用で怖い訳ですよ。これが。
危害を加えようとするヤツが一番怖い訳ですし。
疾走!の人は首がないのが決め手だったが、今回はむしろ首から上が最高に怖いというのもポイント。

さらに、投稿者が事象に気づく「現物出現タイプ」であること。
言わずもがなというか散々言ってきているが、
投稿者が事象に気づいてパニックになるのが臨場感がまるで違って恐怖に繋がる。
今回、1回目の事象から気づいており、地味にフリも効いており
更に2度目の事象のリアクションも素晴らしすぎる。

とまあ、今まで培ってきた呪いのビデオのツボというか
恐怖のエッセンスを一遍に詰め込んできた超大作であります。
声を挙げてビビれる素晴らしい完成度。最高です。


-----------------------------------------------------------


No.2
「悪戯」

 恐怖度:★★★★
不気味度:★★★
 衝撃度:★★
 解像度:★★

■ 現象 ■
自宅の玄関前に朝起きると、度々、ゴミが散乱しているという悪戯をされるようになった投稿者。犯人を突き止めるため友人と待ち伏せしていたところ、問題の人物が現れた。ゴミ袋を手にした男を問い詰める投稿者と友人。その首元に黒い紙のようなものがまとわりついて背後へと滑り込んでいくのだが…。

■ 解説 ■
朝、自宅の前にゴミを撒かれるという悪戯にあった投稿者。
自宅前で友人と待ち伏せをしていると、犯人を見つけ現行犯逮捕。
路上で問い詰めていると、事象発生。

路上で肩をつかまれている犯人の首筋から伸びる長い髪の毛と
その背後にいる異様に目の大きい女の顔。投稿者を睨んでいるようだ。
ちょっと解り辛いという欠点はあるが、表情怖し! いい!

投稿者によるとこの映像が決め手となり犯人は逮捕されたという。


-----------------------------------------------------------


No.3
「空中楼閣」

 恐怖度:★★★
不気味度:★★★★★
 衝撃度:★★★★
 解像度:★★★★

■ 現象 ■
仲間と地方の貸別荘へ遊びに行った投稿者が山中で撮影した映像。貸別荘に置かれた思い出帳に、地図と共に「ユウレイ イル バショ」と子供の字で書かれたページを見つけた投稿者たち。彼らは、森の中をその場所を目指して出かけた。その辺りに来ると、突如、窓のようなものが現れその中に人影が…。

■ 解説 ■
取材。
・地方の貸別荘に釣りに行った時の映像。
・貸別荘には「思い出帳」があり、気になるところがあった。
・小さい子供の字で「ユウレイ イル バショ」と書かれ、更には手書きの地図まであった。
・森の中を歩いていると、友人が森のほうを照らした。
・そこには、森の中で何かが点滅していた。
・四角い窓のようなものが光っていた?
・窓の中に人影が映っていた??
・友人たちには人影が見えていなかった。
・翌日、もう1度同じ場所へ行ってみると、その場所はただの森で、建物などどこにもなかった。

取材班は投稿者の案内で、例の場所に行ってみる事に。
例の場所には、動物と思しき骨が散乱していた。

岩澤「ちょっと川居、触って」
川居「えっ? 大丈夫なんですか?」
岩澤「いいから早く」

こいつ、相変わらずゲスやなぁw

で、事象の場所に到着。問題の場所を確認してみる。
ほぼ同じ状況下で川居を立たせてみる。

川居「あの下ですか?」
岩澤「時間ないから早く! 走って!」

岩澤マジいい加減にしとけwww

事象の窓はビルの7階相当の高さだった。
その後、例の貸別荘に向かい思い出帳を確認するが、
特に「ユウレイ イル バショ」のページが見つからない…。
切り取ったり破られた形跡も見つからず。貸別荘の思い出帳を新しくした記憶もないという。

さて事象。
森の中にチカチカ点滅する光。確かに窓だ。
その中に、確かに子供と大人とおぼしき2人の人影が映っており、投稿者たちも気づいている。
子供はこちらに手を振っているようにも見える。

おー、これも凄い! 新しいパターン。
味わい深いなぁ、これ。過去にこの場所にビルがあったとかそういう訳でもないし、
本当に不思議で何が何だかわからないじわじわとした怖さもある。
一見の価値どころかこれは必見。
幽霊か? UFOか?


取材班が調べたところ、20年以上前この場所で幼児の遺体が発見されたという。
その詳細は、誰もが一度は耳にしたことのある事件なので、伏せさせていただく。
因みに問題の事件の犯人は、その後逮捕され死刑となっているのだが。


-----------------------------------------------------------


No.4
「むげねぇ」

 恐怖度:★★★★
不気味度:★★★★
 衝撃度:★★★
 解像度:★★★

■ 現象 ■
廃墟を撮影する事が趣味の投稿者の映像。その日も海沿いにあるホテルの廃墟を訪れていた。懐中電灯で照らした時、画面の右に女性と思しき姿がゆっくりとこちらに向かっているように見える。また映像ないにはうっすらと女性のものと思しき声で「むげねぇ」という言葉が収録されていたのだが…。

■ 解説 ■
廃墟探索系の映像。
ホテル奥の106号室前で懐中電灯をつけると、画面右ぐらいに
ハッキリと半透明の女の姿が浮かび上がり、こちらに向かっているように見える。
この時投稿者は何かが動いたような気がしており、再度その場所を撮影するが
その時は何も映ってなかった。
思ったより鮮明で大きいし、更に追加事象として女の声。
「むげねぇ…」

取材班の調査によるとむげねぇ、とは大分県の方言であり
「かわいそう」「ひどい」という意味なのだという。

廃墟探索系ではかなり解りやすい部類。
アップにしてみるとあら美人…じゃなくて、表情がちょっと寂しそう。
なんだか味わい深いね。

-----------------------------------------------------------


No.5
「溶怪 前編」

 恐怖度:★★★★
不気味度:★★★★★
 衝撃度:★★★★
 解像度:★★★★

■ 現象 ■
会社の同僚と酒を飲み泥酔してしまった投稿者。同僚は終電があるからと先に帰ってしまうが、投稿者は1人で違う店へ。そこで知り合った女性と中枠なり、勢いでラブホテルへいく。朝起きると自宅に戻っていたのだが、携帯電話には撮った覚えのない動画が映っていた。それは、女の人の顔が徐々に溶けていく映像だった…。

■ 解説 ■
取材から。
・先月、同僚と一緒に飲みにいった時、泥酔してしまった。
・その後1人で違う店に飲んでいたが、知らない女性と仲良くなり
・勢いでラブホテルに行った記憶がある。
・その女性の容姿、話した内容は全く覚えていない。
・目が覚めると何故か自宅にいた。
・夢かなと思ったが、自分の来ていたスーツからラブホテルのライターがあった。
・その後、携帯に撮影した記憶のない動画があった。
・女の人が映っており「顔がどんどん溶ける」
・その撮影日時は、泥酔した晩に撮影されたものだった。

ライターからラブホテルを特定し、取材してみることに。
女性陣の川居に行かせんのかよ、このゲス(岩澤)www
店員に映像を見て貰ったが、心当たりはないく、
ホテル関係者でもないそうだいう。
その後、小野寺さんに飲んだ店を探してもらったが、記憶が曖昧であり取材は困難を極めた。

その後、全く別の人から不可解な話を聞く。
投稿映像が撮影された日、投稿者と飲んでいた同僚から。
小野寺さんの奇妙な噂。
・偶然、渋谷のセンター街で投稿者を見つけた。
・隣に知らない女性がいた。
・次の日、会社で聞いて見ると怪訝な顔をしていた。
・渋谷には行ったけど1人でいたよ、との事。
・女の人は髪が長かったが、後姿なのでそこまで解らなかった。
・投稿映像を見て貰ったが、この人なのかは断言できず。
・会社の人事の女の子が内線電話をかけたところ、知らない女性の声がした。
・こもった声がし、ボソボソボソボソと聞き取れない声で何かを言っていた。
・電話を掛け直すと、普通に投稿者が電話に出た。
・電話に出た女性は何かのかは解らない。
・その女の声がした時、背後が全くの無音だった。

何故、小野寺さんはこの事を話さなかったのか?
真意を問いただすため電話を掛けるも、どうも受け答えが曖昧で
しょっちゅう無言になったりする。様子が変だなぁ。

取材班は一つの懸念を感じていた。投稿者、何かに取り憑かれている?

投稿映像。
画面に女のアップ。何か微かに歌のようなものも聞こえる。
で、顔が確かにどんどん溶けていく!不気味すぐる…。
似たようなパターンは過去何回かあったが、解析度というか
変化の度合いでいったら今回がダントツ。
途中まばたきとかするのも怖いし、最後は顔というより肉塊…。
グロさもあって破壊力高し。

まさか、この女性が、投稿者に取り憑いているとでもいうのだろうか。


その後、菊池から提案。
取り憑かれているか、検証してみて判断しては?
投稿者を何日間かつきっきりでカメラを撮り続けるとかどうよ?

つづく

-----------------------------------------------------------


No.6
「シリーズ監視カメラ 古本屋」

 恐怖度:★★
不気味度:★★★★
 衝撃度:★★★
 解像度:★★★

■ 現象 ■
店内をとらえた二か所の映像が交互に切り替わっていく。出入り口付近を映した映像の時、和服の女性が後ろ向きの状態で店内に入ってくる。続いて店内奥からレジ方向をとらえた映像に切り替わる。位置関係からすると、和服の女性は横向きに映るはずなのだがこちらでも背中を向けている。同時記録の映像でこのように映るのは不可解なのだが…。

■ 解説 ■
古本屋に設置されたカメラ2台による映像。
突然、和服姿で半透明の女性が「ムーンウォーク」でゆっくりと店内に侵入。シュール(笑)
しかし不思議なことに、それぞれ別の位置から撮影したカメラから映るのは
全て「後ろ姿」であるということ。
位置関係から考えて、横向きに映るはずのカメラが背中を向けている。
その後、客が入店するとその女性は忽然と消えてしまう…。

おおう。これも新しいパターン。
どこをとっても後姿って面白いね。
こいつが何をしたいのか、何を主張したいのか解らず
怖さというか不思議な感じ。

投稿者曰く、このような映像が映ったのは後にも先にもこの時だけなのだという。

-----------------------------------------------------------


No.7
「ベッドの下 開かずの部屋」

 恐怖度:★★★★★
不気味度:★★★★
 衝撃度:★★★★
 解像度:★★★

■ 現象 ■
夜寝ている時、ベッドの下から紙と紙が擦れるような音と共に何かが動きまわるような音がするという投稿者は、寝る前にベッドの下にカメラをセットした。翌朝、映像を見ると壁と床の隙間から黒い影が現れる。させには、画面のすぐ手前に顔と思しきものが現れ、その後カメラが不自然に倒れるのだが…。

■ 解説 ■
ちょっとちょっと。今回、良作大杉じゃね?

取材から。
投稿者の服の模様なんだあれw

・夜寝ている時に、ベッドの下から動きまわる音(紙と紙が擦れるような音)がした。
・しかし、頻度が多くなったため、ベッドの下にカメラをセットして確認してみることに。
・朝、起きたらカメラが横に倒れていた。
・映像を確認すると壁と床の隙間から黒っぽい影が出てきて、顔のようなものが現れた。
・映像を見た後、アパートを引っ越した。
・壁の向こう側は部屋になっており、空き室だった。
・ドアのところが釘で固定され、誰も入れない状態になっていた。

取材班とアパートのオーナーに取材を申し込んだが、取材許可は下りなかった。

さて映像。確かに壁と床の隙間から黒っぽい何かが這いでてきて
その後、画面右奥から顔のようなものがこちらを覗き、そのあとカメラを倒す!

いや、これも怖い!
隣が開かずの部屋だってのもシチュエーションの旨味が効いているし!
事象の表情も相当に怖い。
ってか、この顔どっかで見たような?
これ、もしかして…首の家の事象の顔か?

こういう、日常にありそうなパターンの映像はいい。
後から寒気がしてくる。素晴らしいわ、これ。

-----------------------------------------------------------


No.8
「溶怪 後篇」

 恐怖度:★★★
不気味度:★★★
 衝撃度:★★★
 解像度:★★★

■ 現象 ■
調査に乗り出した取材班は、投稿者の身辺で起こっているという不可解な現象を撮影するために、二日間ホテルで生活してもらうことにする。途中、コンビニに行ってくると言い残し彼はそのまま行方不明となってしまう。後に、部屋を出る直前の映像を確認したところ、たばこを吸っている彼ぶふいにドアの方に顔を向け、小さく頷く姿が見てとれるのだが…。

■ 解説 ■
取材班は投稿者の協力を得ることができた。
投稿者に二日間ホテルに泊って生活してもらい、菊池がその間ずっと撮影することに。
何気に井上が初登場かw 井上は次回からブレイクする期待の新人です。
しかし、この撮影の後、思いがけない事態が起こる。

二日目の夜。菊池の定時報告。
特に変わったことはないというが…

別件の調査をしていた岩澤に菊池から連絡が入る。

ビジネスホテルから、投稿者が姿を消したという!

急ぎスタッフルームに戻り、菊池から話を聞くことに。
投稿者がコンビニ行きたいと言い出したため、ちょっとくらいからいいかなと思い
外出させたが、帰ってこない。電話をしたが、携帯をホテルに置いており連絡つかず。
その後、自宅にも帰らず行方不明…。
同僚のところやラブホテルにも来ていない。
井上はビジネスホテルで待機している。

後に映像を確認したところ、部屋を出る投稿者の様子に不可解なところがあった。
窓際で誰もいないはずのところで、頷いている?
あれ…この時、なんか、窓に顔っぽいの映ってる気がするんだが、気のせい、だよな?
誰かと会話してるようだなぁ。

その後取材班は朝まで待ってみたが、投稿者が帰ってくることはなかったため
捜索手続きをする。
また、菊池が精神的に参ってきたので調査から外れてもらうことに。

その後も取材班は地道な調査を続けていたところ、
ラブホテルで清掃のバイトをしている人から話を聞くことに。
・203号室の噂がある。
・ホテルの監視カメラに、入る時は女の人と男の人だったが、帰る時は男の人だけという現象があった
・ホテルを利用していたデリヘル嬢の噂? その部屋で殺された人? という噂があった。
・誰も203号室の清掃をしたがらなかった。
・空気が重く、空気が暗い感じがしたという。
・監視カメラの映像は録画をしていないため、見る事はできない。

その後取材班は、ホテルの過去を調べたが、特にこれといった情報はなかった。
また、噂の出所をつかむことはできなかった。
問題のラブホテルは都内でも有数の歓楽街で、人知れず事件があってもおかしくないのだが…
203号室の霊に連れて行かれたのか?

更にここで、投稿者の映る最後の映像。
菊池が撮影していたサブカメラの映像だという。
小野寺さんとドアで対応しているところで、背後に白い服を着た髪の長い女の姿がハッキリと!
うーん、いいねぇ。ほんとにはっきり映っているのではインパクトある。
菊池曰く、肉眼で確認した限りでは、この時廊下には誰も居なかったという。

まさか投稿者は、我々と出会った時、既に魅入られていたのではないだろうか…。



-----------------------------------------------------------


−恒例の締め−

その数週間後、菊池から折り入って話したいことがあるという。

菊池「今回の一件は自分に責任がある。
   投稿者の様子が変だったのに気付けなかったのは大きな失態。
   一回、製作委員会を離れ修行をし直そうかなと思っている。
   辞めたい訳ではないが、一回、離れて考え直したい」

岩澤「戻ってくるってことでしょ?」

菊池「許される環境であれば、戻ってきたい」

岩澤「でも・・・まぁ、ぜ、絶対、戻ってこいよ///

菊池「わかりました」



菊池の「修行」って何すんのよwww 

あと岩澤ツンデレ全開で爆笑した。デキてんじゃねこいつらw
しかし、菊池抜けるの辛いなぁ。ほん呪スタッフの良心なのに…。
ってこれ、多分ブロードウェイ社の人事異動なんだと思うが
なんというか、後の伏線になりような気もする。

−−

------------------------------------------------------------------------------

総評:★★★★★★★★★★(10/10)

本編で初めて10点出します。
ええもう最高でした。ほん呪シリーズの最高傑作、Special5に肩を並べる完成度だと思います。
メインはじめ、他の投稿映像に関しても素晴らしいものばかりを集めた、本編中最高傑作です。
何がいいかって、全体的な投稿映像の質の高さ。
今回捨て作品なしだけではなく
どれをとっても完成度、インパクトが高く露出度も高いのだから素晴らしい。

今回特に一貫したテーマはないが、投稿映像の多様さが良い。

かの「疾走!」を超えるほん呪全ての恐怖要素を詰めた冒頭「夜警」からはじまり、
今回メインのテーマである「取り憑く女」の前フリになった「悪戯」、
何が何だかさっぱり解らず、知的好奇心すらくすぐる不思議な「空中楼閣」、
最後失踪するという後味の悪さと、オーソドックスな憑依を扱ったメインの「溶怪」、
事象に寂寥感すら感じる「むげねぇ」、
事象がどういう状態なのか、何なのか解らない新機軸で攻めた「監視カメラ」、
日常的に潜在する恐怖を煽った「ベッドの下、開かずの部屋」。

と、挙げて見るとどれも違った方向性の恐怖をテーマとしており、捨てる所がない。
最後は岩澤のツンデレとかちょっと笑えるがw


ともかく本編1の傑作なんで、是非ご賞味あれ。

          

inserted by FC2 system