Ver.Xシリーズ

ほんとうあった!呪いのビデオ
Ver:X

1 「見えない霊」 ☆☆☆☆☆
 ver.Xという新境地をメタメタにした酷い一本。
 川島とかいう、非常にニヤニヤした笑みが勘に触る頭のおかしい人が、
 Part2『落下する霊』に「軍人のような姿が見える」と、のたまう。
 スタッフには勿論解らず、我々視聴者にもサッパリ解らない。コイツは虚言症か、もしくはガイキチかな?
 そこでSp1〜Part6で登場した霊能力者、中田の登場。彼女もまた「何も見えないです」。
 すると川島逆ギレ! 「人によっては見える霊ってのもあるんじゃないですか」
 「TVの霊能力者ってのは〜うんぬん」 はいはいワロスワロス。
 流石の中田も「これ以上お話することはないです」と言って退出。
 まさか、中田に共感する日が来るとは思わんかったな。
 捨て台詞は「今度はもっといい霊能力者さん呼んでください^^」 うん、お前も二度とくんな。
2 「人身事故」 ★★★★☆
 場所は以前人身事故があった駅。 どう見ても沼津駅じゃん。隣だし。
 事象は電車とホームとの隙間に現れる、灰色で複数の顔がくっついたような気味の悪い顔。普通に怖い。
3 「消えた腕」 ★★★☆☆
 子供が公園で遊ぶ姿を撮影したビデオ。子供の友達の手が消え、後日消えた手を怪我した、というありがちな一本。
 事故の前日、投稿者の息子は腕がない友人の夢を見たという。更に母親の脚が無い夢を見た、と子供が言うので
 スタッフは母親に密着取材。専業主婦の一日が見れる貴重な一本。
 結局密着取材では何も得るものがなかったが、検証の結果母親のインタビュー中に異変を発見。
 母親の首から上がガラスの反射に写ってない、とのこと。後日母親も頭を怪我したらしい。展開が巧い。
4 「偽ビデオ」 ★☆☆☆☆
 謎の声が聞こえる、との投稿ビデオ。しかし検証を進めていった結果、それは投稿者の作りモノの映像だった。
 バチが当たったのか、投稿者には次々と災厄が襲い掛かる。
 自業自得かもな。スタッフのちょっと不機嫌な態度が凄く好きです。
 で、そのインチキ映像を送りつけたアホ投稿者の家で奇妙な映像を発見。
 …山肌に○印をつけているが、何も見えないんですが、リプレイもしないし、余計苦しい。
5 「車」 ★★★★☆
 帰省の最中車内で撮った映像。3箇所にも渡って不気味な顔が映る。特に天井に写ったやつがなかなか怖い。
 後日その車で交通事故を起こしたという、まあお約束。
6 「8ミリフィルム」 ★★★★☆
 投稿者は東北人だってのはよーく解ったが、訛りすぎだこいつw 秋田県民の俺にも解読できんかったぞ。
 骨董屋で8mmビデオを購入した投稿者、付いて来た未現像のフィルムを見ると、画面全体に映る「横になった女の顔」。
 デカくて怖い、逸品。
7 「うめき声」 ★☆☆☆☆
 どう見てもいびきです。
 本当にありがとうございました。
8 「砂嵐」 ★★☆☆☆
 ver.xの目玉作品。現象は3本立てで、明らかに見えるのは一本目の砂嵐の中にアップで映る汗臭い男の顔。
 その砂嵐の霊を発見したAさんを探して巡って、行き当たりバッタリの追跡取材を行うが、これがとにかく酷い。
 最新作「黒狐」シリーズとタメを張れるだけ最悪の出来だと思う。長く、酷く、生産性がない。
 更に川島再登場。「少年の霊が見える」はいはいワロスワロス、解ったから鉄格子付いてる病院に帰ろうね。
 失踪したAさんの友人が集中治療室に運ばれているという事実が発覚。「つづく」 もういいって。

総評:★★★★★☆☆☆☆☆(5/10)
 本編と少し違ったスタッフによる新境地開拓作品なのだが、本編以上の出来にはならなかった。
 投稿作品はなかなかに怖いのだが、とにかく展開が悪すぎる。
 まず一本目にあんな意味の解らない作品を持ってきたのか理解に苦しむし、
 最後のよく解らん追跡取材も一体何が目的なんだ。
 このメイン作品「砂嵐」をめぐってver.X2が製作されるのだが… まあ、続きは次のレビューにて。

ほんとうあった!呪いのビデオ
Ver:X2

1 「続・砂嵐」 ☆☆☆☆☆
 「砂嵐」の続き。相変わらず何の生産性もない取材を続け、結局得られたものは「墓に映るよくわからん煙」のみ。
 必要以上に長く、それに付随するものも無い。まさしく時間の無駄。見る価値0。
2 「喧嘩」 ★★☆☆☆
 結婚式の二次会にて、普段はおとなしい友人が暴れだした、とのこと。どう見ても酔っ払いです。本当にあり(ry
 現象は暴れる友人の背中に顔。暴れる友人のDQNっぷりが目につき勘に触り、あまり怖くない。
3 「双子」 ★★☆☆☆
 双子のおっさんミュージシャン。花見の最中、桜の木に猫の顔。怖くない。
 その後双子のどっちかが病気になったとか。気の毒だが、明らかにビデオとは関連性がなく、こじつけである。
4 「エレベーター」 ★★★☆☆
 エレベーターの監視カメラ。中で停電が発生、電気が着いたと思ったら人影らしきもの。よく見るとそれは人の顔だった。
 ちょっと意表を突かれた感じは○だが、溶鉱炉の話は正直つなげるのに無理がある。
5 「東京湾」 ★★☆☆☆
 大橋Pの友人、東京湾調査員をしているC氏から湾内に何かある、と言われ、東京湾へ。
 あのクソみたいな汚い東京湾に潜ってみるという、アグレッシブすぎるプロデューサーには頭が下がるが
 その後の大量の生ゲロはどうにかならんのか、まあ、あんなに汚い海に潜れば気持ち悪くもなるが。
 現象は目っぽい静止画像。海が汚すぎて鬱になるので、怖さもない。

総評:★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2/10)
 過去最悪の回、生産性の全くない「続・砂嵐」のおかげでテンポが恐ろしく悪く、やたら尺を取っていたため
 作品が全部で5つしかない。しかも、どれも佳作以下のくだらん出来。金返せ。
 あと大橋Pの生ゲロシーンがあるので、そういうのがダメな人も見ちゃダメ。

ほんとうあった!呪いのビデオ
Ver.X3

0 「オープニング」★★★★☆
 VerXシリーズのダイジェストっぽいもの。大橋Pの生ゲロシーンが収録されていたのに爆笑してしまった。
1 「登山」 ★★☆☆☆
 友人3人と山に登った投稿者。下山途中に廃墟を発見。
 興味本位でカメラを回すと、投稿者達に付きまとうように白い影が映る。
 その後、撮影にいった友人1人が死亡する。原因は廃屋の中で立ちションをしたから、らしい。
 スタッフと共に検証の為再び登山に向かうが、投稿者が原因不明の体調不良を起こし中断。
 帰りの車中、窓ガラスの外には白い男の顔が映されていた。長い割に微妙。
2 「進学塾にて」 ★★★☆☆
 進学塾での合格パーティーの最中、ホワイトボードに黒い人影が映る。なかなか解りやすくて良い。
 その黒い人影は受験に失敗し自殺した男子校の生徒、らしい。
3 「雪の夜に」 ★★☆☆☆
 冬好き俺にとっては情景はいいが解り辛い。
4 「観覧車」 ★★☆☆☆
 カップルがとある遊園地で観覧車に乗ると、後ろの観覧車の窓からは少女の顔が覗きこんでいた。
 これもかなり解り辛いので「つまらない」部類に入る、その癖特に意味のない検証が入る為テンポも悪い…。
5 「電車の窓に」 ★☆☆☆☆
 始発で帰ろうとする投稿者たちが乗った電車。その窓には白い手。
 3〜4回リプレイしないと解り辛い上面白くも無い。
6 「線路上の影」 ★★☆☆☆
 続編。その後、↑の現象が撮影された路線には自殺者が多発していると誰でも知っている情報を入手。
 同路線で撮影されたとされる別の映像を紹介。白影。微妙すぎ。
7 「添付メール」 ★★★☆☆
 投稿者に304枚も送りつけられた、謎の画像ファイルが添付された意味不明のメール。
 送られた304枚の画像を動画にしてみると、屋上の鉄扉らしきものが徐々に開いてくる、という事が判明。
 扉からは何も出てこないが、扉の近くのモヤからだんだんと人の顔が浮かび上がってくる。なかなか怖味アリ。
 304枚もそんなふざけたメールを取っておくなよ!という突っ込み厳禁。
8 「彼女の秘密」 ★★☆☆☆
 投稿者の彼女が義理の父親相手に傷害事件を起こし中等少年院に。
 原因と思われる投稿映像は、彼女が一瞬赤く染まっていた。怖味ナシ。
 この後取材を続けると、どうやら彼女は以前義理の父親に性的虐待を受けていた模様。
 一抹やりきれなさを残して終わる筈だったが
 何とスタッフ菊池が彼氏さんにその事実を告げる。
 菊池「彼女が義理の父親から性的虐待を受けていたと解った時、どう思った?」(国分)
 いやいやいやいやいや、無神経にも程があるだろ。聞くなよそんな事……。
9 「バレーボール」 ★☆☆☆☆
 欠損していた部分が後日怪我をするというありふれたパターンの作品。その上不鮮明。終わってる…
10 「砂嵐・その後」 ★★★★☆
 Ver.Xシリーズの定番:砂嵐。今回はVer.Xをダビングしたテープの中に異常があるという。
 「小さい顔が映った」と必死に説明をする投稿者とは裏腹に、全く信用していないスタッフ菊池。
 持参したマスターに何も映ってなかった事をいい事に
 「勘違いじゃないですか?」「よくあるんですよこういうこと」とか連発。
 で、実際に問題の映像を見てみると確かに画面に小さい顔がポコポコと5−6体映る。なかなか怖味もあり。
 謝れ! 投稿者に謝れ!!(AA略
 その後投稿者の友人(更に問題のテープをダビングした)が原因不明の体調不良を起こす。
 問答無用で取材を敢行するスタッフ。
 ダビングしたテープを見ると、更に顔が増殖していた…!

総評:★★★☆☆☆☆☆☆☆(3/10)
 呪いのビデオ(通常60分余り)をくだらん検証で90分に水増しした作品。
 とにかく不鮮明だわ怖くないわその上検証は長いわ菊池はむかつくはでいいことはない。
 まあ、でも、VerX2よりは面白かったと思う。頻差で。

ほんとにあった!呪いのビデオ
ver.X:4


0 「オープニング」 ★★★★★
 歴代の名作を並べたオープニング。
 怖い作品のベストセレクションの筈なのに、やたらクールで格好がいい。このOPはマジで見る価値アリです。
 個人的に怖かったのが上手くチョイスされていたので、滅茶苦茶好き。
1 「差出人不明のビデオ」 ★☆☆☆☆
 差出人不明のビデオがほん呪スタッフに届く。
 同封された手紙(ルーズリーフ)には「呪いのビデオは霊を冒涜している」「報復」だのの文字。
 そして「このビデオを9回見たら発狂」するとのこと。
 スタッフの友人が偶然これを見たらしく飛び降り自殺。さあ盛り上がって参りましたと言いたいのだが
 その流れをぶった切って「このビデオを撮られた場所を探しにいきましょう」
 …(゚д゚)そ、その行動に何か意味があるのか?
 無事に撮影場所を発見、同じ状況でビデオを回すと獣の唸り声。うーん、何だこれ…続く。
1 「ライブハウスに異形の物体が・・・」 ★★★☆☆
 ライヴの最中、人ごみの中にカメラが揉まれる際に顔と手がくっついた変な物体が。
 新パターン。気味が悪い。
2 「社内の宴会に謎の光球が・・・」 ★☆☆☆☆
 宴会中、ホワイトボードのあたりに流れ星。くそつまらん。
3 「野良猫の体に何ものかの顔が・・・」 ★☆☆☆☆
 猫の体に顔が映る。よくわからん、クソ。
4 「廃坑をさまよう霊」 ★★★☆☆
 資料集めの為に訪れた廃墟。火薬庫にある地蔵、その上のレンガから鳥のような白面が。ちょっと出てすぐひっこむ。
 その後行方不明になったと思ったらすぐ見つかった投稿者。
 更に別の場所の人工湖でも同じような白面。引っ張った割には…普通。
5 「火事の煙の中に死神の顔が・・・」 ★★★☆☆
 煙の中に浮かぶ骸骨のような顔。似たようなものも過去にあったが、これは上手い。
6 「芝居の稽古の最中に・・・」 ★★☆☆☆
 ロッカーの間から黒い手が。これはあれだ。トトロに出てきた「まっくろくろすけ」だ。
7 「お化け屋敷に本物の霊が・・・」 ★★☆☆☆
 ノイズ+顔系。こういうパターンは大概怖いのだがこれは微妙。
8 「砂嵐のTV画面から」 ★★★☆☆
 TV画面から出てくるという「首のない女」。
 投稿されたビデオはダビングを繰り返したもので意味が解らなかったため、
 マスターテープを探して奔走するスタッフ。
 なかなかマスターが見つからず一旦断念。苦し紛れの次の台詞。
 「幽霊は電気を媒介にして移動する、とでも言うのであろうか。なのでスタッフも身近な電気関係のものを映してみた」
 いや、意味がわかんないんだけど。
 で、ようやく見つけたマスターテープ。映っていたのはテレビから這い出るモヤのようなもの。
 「首の無い女」には見えんが。カメラアングルが不思議で怖みはある。
 で、そのあと「スタッフが撮った映像にも不可解なものが」で、電線を伝う白いモヤ。
 これ漏電してるだけだろ、こじつけもここまでくると寒いぞ。いい加減にしろ。
9 「8ミリフィルムに奇怪な目が!」 ★★★★☆
 上記の作品がかなりグダグダだったため、これもどうせ終わってるんだろーなーとか見ていたら
 上半分に眼(視点があってなくて怖い)がハッキリと映る。地味ながらヒットだ。
10 「波間に現われた霊」 ★☆☆☆☆
 ダメだ、意味がわからん。
11 「結婚式に現われた怨霊」 ★★★★★
 ”してやられた”一本。フラッシュの合間に顔のようなものが映るのは解ったが怖さはなし。
 そして、それを静止画にしてみると…ギャアアアアア!!
12 「呪われた椅子」 ★★★★☆
 まずは前座の廃屋探索。
 雰囲気が俺は好きだ。
 ガシガシと進む女性スタッフに対し明らかにビビっている男性スタッフ。この対比が笑える。途中ラップ音が入る。
 そして投稿映像。椅子に座っているような白い人影→突然落ちるコップ。 おー、なかなか。
13 「差出人不明のビデオ・続」 ★★★☆☆
 魔方陣のようなもので焼かれる藁人形。這い出てくる白い人影。
 9回以上見ると発狂するらしいですが、発狂した人いますかー? 俺は13回見たけどピンピンしてますよー?

総評:★★★★★★☆☆☆☆(6/10)
 とりあえずオープニング最高! これだけでも借りる価値はあるくらい格好いい。
 本編で気になったのは構成の悪さと検証の下手糞さ。
 冒頭の「差出人不明のビデオ」の撮影場所を探すとか…何だか視聴者が求めてない事ばっかりやるんだよな。
 そして怖みの無いナレーター。安っぽいBGMやSE。ネーミングセンスの欠片もないタイトル郡。
 地味に怖い作品があるのだが、以上の安っぽい構成により全体で見るといつもの面白さが足りない。
 もうちょっとSpecialとか本編のスタッフ見習え。

          

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