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ほんとにあった! 呪いのビデオ
Part37
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No.1
「呪いのわら人形」

 恐怖度:★★★★★
不気味度:★★★★★
 衝撃度:★★★★★
 解像度:★★★★

■ 現象 ■
深夜、森に囲まれた神社に行ったという投稿者とその友人。その神社近くの森の中でわら人形が打ち付けられた木を見つける。気味悪く思いながらもそれを撮影していた時、異様な声が聞こえ振り返ると髪の長い女が…。

■ 解説 ■
よくある差出人不明のビデオ、らしい。
肝試しに行った神社の近くの森の中に、なんと「五寸釘が打ちつけられたわら人形」を見つける。
しかも5体以上。 その異様な雰囲気に呑まれていると、
背後から女の声が聞こえてきて…
なんと
暗闇の奥の茂みから「白装束の」「下半身のない」「女」が襲ってくる!!

これは…ほん呪シリーズ最強と云われる疾走!を彷彿とさせる完成度。
茂みの中でスピードが劣るため、前ほどのインパクトはないが、
襲ってくるヤツのナリがヤバい。
捨てるとこない。最強クラス。
そんなんが茂みの中から奇声を上げてくりゃ、そりゃ泣くわ。
投稿者、逃げるときに心の底から「タスケテー」みたいな声出してるしなぁ…


説明するまでもないと思うが、
丑三つ時に行う、白装束を身につけて、五寸釘でわら人形を打ち付ける「呪いの儀」は、
対象に強力な呪を掛ける、日本で最もメジャーで凶悪な呪術ではあるが、
もし目撃されたら自分にその呪いが全て跳ね返ってくる、らしい。

この儀式って今なお生き続けて、マジでやってる人もいるし
俺も先輩から以下のような話も聞いたことあります。
「儀式やってるとこを見つけてしまった事があって、その女に「なんで見てんだよー!!!」ってキレられたのがすげぇ怖かった」

だからぶっちゃけ、例え脚があっても(生きてる人間でも)怖いよ(笑)
重箱の隅を突くような話だが、これ生きてる人間説も絶対あると思う。
ライトの当たり具合で脚が見えなかっただけ、っつーのも有り得るしね。

でも、これに限って対象が生きてるか死んでるかなんて問題ないと思う。

それぐらいの完成度であり、いいアプローチ。素晴らしいです。
これがオープニングとか気合入りすぎ。
お見事です。

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No.2
「隣人の声」

 恐怖度:★★★
不気味度:★★★
 衝撃度:★★★★
 解像度:★★★★

■ 現象 ■
古いアパートの一室。投稿者は隣室から聞こえてくる女性のあえぎ声をふざけてビデオカメラに記録した。しかし、そのあえぎ声に男の罵声が被さり、次第に女性の声は悲鳴へと変わっていくのだったが…。

■ 解説 ■
えーと、このアパートどんだけ壁薄いんだよ(笑)
ちょっと聞こえるってレベルじゃねーよwww
最初部屋でAV見てるんかと思った。

隣で激しいおセックスをしてるかと思ったら、
男の「オルァー!」「うらぁー!」って声が聞こえてきて
アンアンいってた女の人も「イヤぁー!」「ウッ...」とか尋常じゃない声に変わる。
最後に、壁に人を叩きつけたような衝撃音。これで音は全て止まる。

そしてその後、友人を映すと背後にハッキリ女の顔!!
いやね、ちょっと声にリアリティがないというか。。。男の声が特に芝居掛かってるように聞こえたから
これ作りっぽいなーって見てたらあまりの解析具合にびっくりした。
恨めしそうな表情も怖い。そして何より投稿者が気づくのも。

ちなみに現象の後、気になって隣を見に行ったが、誰も住んでいなかった。
事故物件などそういう話もなかった。らしい。
んー、そういう性癖を持ったヤクザが一晩だけ部屋借りて殺しちゃったとか…?
生々しいな。

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No.3
「二つの目」

 恐怖度:★★
不気味度:★★★
 衝撃度:★★★
 解像度:★★★

■ 現象 ■
投稿者が、外国人夫婦の友人の家に行った時に撮った映像。後日、映像を再生したところ撮影時には起こらなかった不可解な現象が。突然、画面に入るノイズ。中央に表れた二つの眼のような物がカメラを睨んでいた…。

■ 解説 ■
友人の外国人の子供を撮っていると、突然画面が途切れて目が現れる。
そして、まばたき二回。
似たようなものが過去に何回かあったので新鮮味はいいが、まばたきするのは初めてかな。

これだけだと怖くはないが、最後の解説がいい具合に怖い。

「とある霊能者に鑑定を依頼したところ、撮影者に取り付いている眼である。
 かなり怨念が強いため、早急に除霊する必要がある。
 我々は、霊能者の鑑定結果を投稿者に伝えようとしたところ、連絡が取れなかった。
 もし、この映像を投稿者が見られているのであれば、至急、連絡頂きたい」

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No.4
「狂死のビデオテープ 胎動」

 恐怖度:★★★★
不気味度:★★★
 衝撃度:★★★★
 解像度:★★★

■ 現象 ■
都内に住む10代の女性から送られてきた映像。それは彼女の兄の携帯電話に残されていた動画だった。彼女の兄は数週間前に交通事故で亡くなったとのことだった。動画を確認したところある男の不可解な顔が…。

■ 解説 ■
「これからご紹介する映像は、我々、取材班が巻き込まれた不可解な事件の記録である。
 文明の発達した現代におすて今なお存在する
 「呪われた一族」を記録した映像であるとも言えるかもしれない。」

なんだこのイントロ、気になるじゃないか。

どうやら、前回出てきた「心霊博士」の引っ張りネタらしい。
これまでの心霊博士の情報は、詳細は長いんで前回見られたし。
心霊博士はその後電話を解約したらしく、その後心霊博士とのリンクは途切れてしまった。


しかし、思わぬところから心霊博士の手がかりを得る。
都内の10代の女性から寄せられた投稿ビデオ。
「交通事故で亡くなった兄が生前最後に映ったもの」だという。

亡くなった兄(緒方さん)の情報を探っていく最中、
以前通っていた予備校で、緒方さんの担当講師山本さんから思わぬ情報を得る。

緒方さんは学校で一つ、トラブルを起こしていた。
緒方さんは、講義中に無駄話(オカルト話)をしていた講師と喧嘩してしまった。
講師が手を出してしまったらしいく、それが問題で講師を辞めさせられてしまったのだが、
その問題の講師は浅野講師といい、なんと、生徒から「心霊博士」と呼ばれていた。
そんな偶然あるかよ、と思っていたら、スタッフが入手した携帯番号と
浅野講師の携帯番号は完全に一致した。 ビンゴかよ。

浅野講師の住所を辿り、そこへ向かうと
なんと、浅野講師は亡くなっていた。
神経症を患わっていたため、自殺ではないかというが…。


ここで映像。
友人のモノマネ映像(というかチョイス)がツボるんだがw
「名探偵コナンより、毛利が爆発するビルの中にコナンを心配するシーン」
「大乱闘スマッシュブラザーズより、モンスターボールを投げた時に出てくるサワムラー」
後者は結構似てるwwww

で、現象はカメラを一瞬床に落とした際、テーブル下からこちらを睨む男の顔!
顔色もハッキリしてるが、何よりこっちを睨みつける表情がかなりインパクトがあり、怖い。
まぁ、確かに仕事辞めさせられた人間に対してだから、相当恨んでいたんだろうが…。


つづく。

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No.5
「海岸の洞窟」

 恐怖度:
不気味度:★★
 衝撃度:★★
 解像度:★★

■ 現象 ■
仕事仲間と海岸にキャンプに行った投稿者。キャンプ地の近くにあった洞窟を撮影した際に、不気味なものが写っていた。それは潮が満ちてきた洞窟の入口あたり。岩間にしがみつく誰かの手のようなものが…。

■ 解説 ■
海=手だけってテンプレートがあるのか?ってくらい
何回も何回も出てきたパターンなので
一切の新鮮味はないが、今回はそれなりにハッキリしてる。
つーかカメラ回したヤツ気づけよ(笑)

あと、投稿者の台詞がたまたま重なってリプレイになるとちょっと怖い。
現象の手だけが出るシーンで「こういう状態なんです」って......
偶然の産物だろうけど。

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No.6
「シリーズ監視カメラ:自動車」

 恐怖度:★★★★
不気味度:★★★★
 衝撃度:★★★★
 解像度:★★★★

■ 現象 ■
車内に搭載された監視カメラの映像。投稿者は購入したばかりの車に傷をつけられ、その対策としてカメラを設置した。深夜、突然揺れ動く車。その揺れが止むと車の窓ガラスには白い手形が数多く表れ…。

■ 解説 ■
友人から買い取ったという中古車。
訳のわからない人のツメによるものと思われる、細い傷がいつのまにかできていたため、
夜間に監視カメラを設置した、らしい。

現象は車が突然揺れ始めて、
助手席サイドの窓ガラスに白い脂のような手形がペタペタつけられていく瞬間が映されている。
なかなか新しい映像であり、新鮮。
何が怖いかというか、間違いなく手形つけたヤツが「一人じゃない」んだよな……。

なかなかショッキング、というより新しい。
車のガラスに手形、っていうありがちな怪談パターンの映像版。
引き殺された人が主を探してんのかね…。 車の揺れも相当だし。

最近「車モノ」が傑作ばっかりなんだが。いいねいいね。

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No.7
「誕生日ケーキ」

 恐怖度:
不気味度:★★
 衝撃度:★★
 解像度:

■ 現象 ■
当時バイト先の仲間うちで誕生日会を開いた時の映像。主役の男性がケーキを消す瞬間、彼の顔には模様のような不可解なものが写り込んでいた。スロー再生して見直したところそれは女性の顔に見えるのだが…。

■ 解説 ■
問題の現象ののち、「温厚だった主役の男性」は性格が豹変し、
彼女に暴力まで振るうようになったという。
投稿者は、これって憑依じゃね? というが。

現象はケーキを吹き消す一瞬、ほんの一瞬の間
左アゴのところに女の顔? (個人的にヒゲはえたダンディな人)が見える。

これはとにかくこの一言。良く気づいたなw

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No.8
「狂死のビデオテープ 続・胎動」

 恐怖度:-
不気味度:-
 衝撃度:-
 解像度:-

■ 現象 ■
その不可解な顔の人物とは…以前、我々取材班に悪質な嫌がらせをしたと思われる「心霊博士」と名乗る人物だったのだ。しかし、彼は取材班の調査の結果、この世から既にいなくなっていたのだが…。

■ 解説 ■
最後に現象ビデオなしって吉田さん思い出すなぁ…。
個人的にあんまり好きなパターンではないけど。

つづき。

別件の取材中、スタッフルームから緊急の連絡。
変な挙動不審風男がスタッフルームに急に現れ、
「心霊博士のビデオテープ」を全て寄越せと押しかけてきた、らしい。
(スタッフルームに侵入されるのは新しいな。)

留守番任された女性スタッフ板倉さんが突き飛ばされた、くらいで怪我はない。
よかった。ビデオテープも死守したらしい。

スタッフルームの監視カメラを見ると、そのシーンを捉えられていた。
その挙動不審男、このくらいで諦めんならやめろやwww
あと、最後にツバかけんなゲスめ。

ちなみに、この件で被害届とか警察関わらせるかって話にまたなるが
幸、薄そうな新人スタッフ伊月肇「警察嫌いなんスよね」。
まぁ、仕事がらそりゃそうだが…なんかなー(笑)


で、後日。
「心霊博士の娘」と名乗る人物から連絡が入った!
娘? さっきの男はなんだったん?

で、指定された公園に呼び出されると誰もいなーい。
娘さんから連絡がくると「尾行されてるかもしれない、そっち3人いるなら1人ずつ別の公園に来い」
と、良く解らん指示が…。

で、3人(児玉、長田さん、伊月)別々に行動開始。
心霊博士の娘と接触したのは、新人スタッフの伊月肇だった。
ちなみに心霊博士の娘は、杖のついた、線の細い神経質そうな女…

何だこの…………におい立つ死亡フラグは(笑)

つづく。



え、ここでか。
相変わらず引きがうまいね。

まだピースがバラバラすぎて仮説も立てられないくらいのパズルだけど、
気になるっちゃ気になる。


次回予告。

我々取材スタッフが出会った、心霊博士の娘という女性。
次第に明らかになる、心霊博士に関する驚愕の事実とは…
そして、遂に我々は制作委員会を脅かす異常な男と対面することになる。
事態は、呪いのビデオ史上 最悪の展開へと向かっていく。

ほんとにあった呪いのビデオ 38
この夏、必見である………。


なんだこの黒狐の匂いはwwwwwwwwww
呪いのビデオ史上最悪の展開って黒狐の次回予告でも言ってた気がするから
言ってる時点でダメフラグが伝わってくるんですがwwwww

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総評:★★★★★★★☆☆☆(7/10)

初っ端の「呪いのわら人形」が凶悪。
最強。
この一言に尽きる回である、と思う。

頭がいいパターンは後半失速というお決まりの流れがあり、
今回もその限りではあったのだが、この夏の3カ月リリースの布石を用意していたため
それなりの緊張感と意識を持って最後まで鑑賞することができるのはまぁ、救いか。

他にも前回同様新スタッフの頑張りより、全体的に高い水準を持つ良作ではあるが
全体的な「リアリティの欠如」が少し気になるところだ。
「リアルor作り」の黄金比はこのシリーズの最大の売りのため、
難しいとは思うが、この絶対条件を守ることは忘れてもらって欲しくない。

この3カ月の肝となるメインの「心霊博士」は、正直、去年の「27」ほどのテンションはない。
キチガイ人間系は黒狐でお腹いっぱいだし、次回予告も本当に黒狐を彷彿とさせるからか。
まあ、最終的の残り2本がどうなるか、によって評価は変わってくると思うので
あと2カ月楽しみにしてましょう。


あれ、岩澤弟は?wwwwwwwwwwwwww

          

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