Part11〜Part18

ほんとにあった! 呪いのビデオ
Part11


1 「線路に佇む人影」 ★★★☆☆
 電車の最前列でカップルが撮った映像。路線の上に「子供の上半身のような影」が映る。
 これだけだとありきたりの駄作だが、興味深いのは投稿者がそれに気づいたこと。
 Part1の「大学校舎」からはじまる「現物出現タイプ」なのだが…残念ながらこれはちょっと滑った感じ。
 Part11のつかみ的には十分だが。
2 「公衆便所」 ★★☆☆☆
 「ホームレスが焼け死んだ」といわれた開かずのトイレに夜間進入する投稿者。正直こいつの肝っ玉には感服。
 現象は手のようなものが3本。
 舞台設定のお陰で怖いといえば怖いが、突然切り替わるカメラアングルに説得力がなく、残念な一本。
3 「エレベーター」 ★★★★☆
 今までなかった正当な「現物出現タイプ。!
 友人の父親が急死したというエレベーターに乗った投稿者。
 窓ガラスに中年男性の姿が映るが、振り向くと誰も居なかった。
 よくある怪談話だが、それを聞くのとリアルタイムで見るのとでは恐怖が違う! 文句なく傑作!
4 「不動産めぐり」 ★★★★★
 これ最高。これ大好き。個人的には呪いのビデオの真骨頂だと思う作品。
 作品解説すると、いわゆる「曰く付き物件」を掴まされそうになった投稿者達。
 部屋に案内されると、至るところに御札が貼られていた。
 業者の人がその御札を剥いだのが原因か、一瞬映った天袋に横たわった不気味な表情の男の顔が映される!
 男の方が「空気が悪い」とか「嫌な予感がする」だとか、御札のくだりも全てこれの前振りである。
 何がそんなに好きかっていうと、こういう日常の中にさりげなく、しかし確実に在ると視聴者に思わせるような
 そんなシチュエーションの味わいである。さりげない所とかもう最高!
5 「わんこそば」 ★★☆☆☆
 岩手名物わんこそば、それに挑戦する投稿者たち。
 俺は30杯くらいでギブだったんだけど、こいつら70杯は越えてる。食いすぎ。
 で、霊現象は左に居る男の顔の傍に映る黒い影。ちょっと弱いかな。
6 「ランドセルの少女」 ★★★☆☆
 痛いカップルが湖に遊びに来た際に撮られた映像。
 「昔、投稿者の先輩に川に突き落とされ、行方不明になった女の子」の霊がこの近辺に出るという。
 てか、いじめの内容が半端じゃないな。それを「行方不明」で片付けるが、それって殺人じゃないっスか。
 てか笑い話にすんなよこのクソDQN共……
 岩場の向こうに「赤いランドセルを背負った少女」が映り、そして消える。なかなかの怖さ。
 Special4に出た続編も面白い。
7 「いびき」 ★★★☆☆
 いびきの治療のため自分の寝姿を撮ったビデオ。しかし寝相悪いなw
 午前4時頃に呼吸停止状態になるが、そのシーンでは首に手が巻き付いていた…怖っ。
9 「廃線トンネル」 ★★★☆☆
 舞台設定に廃線トンネルを選んだのに関わらず、現象は「音声モノ」。その時点でちょいと期待外れだが。
 ただ「帰ろう…」の声質になかなか怖味がある。投稿者の1人がそれに気づいているのもイイ。

総評:★★★★★★★★★☆(9/10)
 ほん呪の影の功績者、ヒットメーカー坂本一雪氏監督の初となる作品。
 ようやく勢いを取り戻した…と安心して見てたらいきなり大ブレイクした傑作。個人的には大好き。
 スタッフもようやく視聴者のツボが解り始めたのか、「エレベーター」や「不動産めぐり」などの意欲作がある。
 この「現物出現」「さりげなく出現」シリーズはSpecial4と5の「疾走!」「謎の女」へと昇華されていくからである。
 とにかく、声を大にして「Good Job!!」と叫びたい。
 これから先もこのレベルの作品が続き、「ほん呪」ファンに愛され続けている。

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Part12


1 「謎の廃墟」 ★★★☆☆
 差出人不明のビデオ。その中には謎の廃墟を探索する姿が映されていた。
 廊下を歩いているとき、カメラ夜間撮影モードに切り替えるとハッキリと人影が写る。
 「わかりやすさ」がいい。つかみはOK。
2 「続・コンビニの噂」 ★★☆☆☆
 SP3「コンビニの噂」の後出し。
 SP3で行われたコンビニの検証にボヤボヤとだが大きめの人影がはっきり写っていた。
 個人的にSP3の現象よりこっちの方が怖い、だが微妙。
3 「シリーズ:監視カメラNo.1」 ★★☆☆☆
 アパートの怪談に白い足のようなもの。「憑りつかれた車」の前座として、「初詣」の後に持ってきたら良かったのに。
4 「初詣」 ★★★★☆
 新しいパターンで攻めた良作。初詣に行く投稿者たち。
 投稿者の横顔が映ったシーンでは、右目が異様に膨れ上がっていた。
 ギョロギョロと目が動くのが怖い。
5 「憑りつかれた車(前編)」 ★★★★☆
 Part12のメイン作品。とりあえず皆言っていることだが、俺も言う。投稿者がかわいい。
 多分ほん呪シリーズで一番可愛いと思う。
 さて本編解説。バイト帰り?の投稿者たちが夜間のドライブに出かけると、見たことの無い謎の行き止まりに辿り着く。
 そこで現れたものは、浮遊しながらこちらに近づいてくる「人間の下半身の影」。
 タイミング、接近の仕方、全てが怖さへと繋がる問答無用の傑作!
6 「シリーズ監視カメラNo.2」 ★★★☆☆
 地下鉄の天井にじわじわ浮き出てくる人の顔。「苦悶の表情」とあるがちと解りづらいか。
7 「赤子の霊」 ★★☆☆☆
 検証に騙された期待外れな一本。
 投稿者たちが住む家に、近頃赤子の霊が出る、その中でも特に投稿者の母親が遭遇しているという。
 現象は台所から出てくる母親の隣に一瞬だけ移る言われてみれば赤子にも見える顔。のみ。
 検証で盛り上げた訳には余りにも、弱い。
8 「カラオケBOX」 ★★☆☆☆
 オールカラオケの最中、消し忘れたビデオに写る人の顔。普通。
 スタッフがつけた輪郭の位置が間違っている気がする。
9 「夜の散歩」 ★★★★★
 Special4「謎の女」と似たような現象。と言われれば怖さは十分に解る…だろうか。
 犬を連れた夜間の散歩の最中、自販機の隙間からこらちを覗く長髪の人影!
 それに気づき怯える投稿者。そしていきなり吠え出す犬!
 その後自販機の裏を確認するが、もちろん人影は消えていた。
 今までありそうでなかった正統な現物出現タイプである、説得力が絶大。これは本当に凄い。お見事である。
10 「サバイバル」 ★★★★☆
 サバイバルゲームの最中、投稿者の友人が怪我をする。
 何かと思ったら木が不自然な形でぶっ刺さってる。うひょー……
 そのシーンの背景、よく見るとスーツを着たような謎の男が佇んでいる。不気味。。
11 「家に宿る怨念」 ★★★☆☆
 タイトルからして家の中に出てくると思ったら、家の外(屋根付近)に出てきた。
 それがちょっと意表を突かれた感じ。
 その後謎の不審火で家が消失するという霊障もバッチリ?
12 「シリーズ監視カメラNo.3」 ★★☆☆☆
 マンションの玄関にコートを着たような人影が浮き出る。まー、普通だ。怖くもない。
13 「憑りつかれた車(後編)」 ★★★☆☆
 謎の行き止まりを脱出後、トンネル等で遊ぶ投稿者たち。その帰り、なんと事故ってしまった。
 原因はというと、投稿者が運転している最中ライトに「作業服の男」がいくつも出てきたそうだ。
 それを映しているのなら大分怖かったが、しかしビデオに収められていた現象は車の後部に浮かぶ緑色の顔。
 ちと違ったか。投稿者がそれに気づいた瞬間に事故るというタイミングはなかなかだったが、
 どうせならその「作業服の男たち」を映して欲しかった。

総評:★★★★★★★★☆☆(8/10)
 なかなかに楽しめる回。
 メイン作品「憑りつかれた車」をはじめ「夜の散歩」「サバイバル」など
 Part11でチャレンジした「現物出現」「さりげなく出現」シリーズをまた載せてくれているのが有難い。
 褒めるべくはまず構成・演出の手法が明らか上達していること。。
 何というか、全体的に見てて「安心感」がある。これはやはりスタッフの技量が上がったということなのだろうか。
 個人的に「シリーズ:監視カメラ」が好きだから、この先もPart12を見習って一作品に3回は入れてほしい…ムリかw

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Part13


1 「反戦デモ」 ★★★☆☆
 イラク戦争反対!の反戦デモの映像。光の反射の中に、男の顔がそこそこの大きさで映る。
 つかみとしてはなかなかといいたいが、なんというか次に凄いの持ってきやがった…
0 「タイトルコール」 ★★★★★(反則)
 ゆっくりと、今作のコンセプト説明をやったかと思えば…「ほんとうにあった呪いのンギャアアアアアアアアアアア!!!」
 くそ! ふざけんな! これ反則技だろ! めちゃくちゃビビったっつーのorz
2 「呪いの女」 ★★★★☆
 SP5「疾走!」で大ブレイクした現物出現タイプ、いきなりの登場。
 闇に侵食される夢を見る投稿者の姉弟。
 ある日ビデオカメラで遊んでいると、気味の悪い謎の女が窓からこちらを覗いている姿を発見。
 首の角度とかかなり怖い…その姿に気づいた弟、まさに「脱兎の如く」凄まじい逃げっぷりを見せる。
 そして何と逃げ遅れた姉を閉じ込めた! うわ、ひでえ。姉が可哀想すぎる…。
 姉を助けるためドアを開けると、一瞬だけ女が侵入しているカットが映る。
 ついでに赤いパーカーを着た小人もいる。こいつは何なんだろう?
 …が、何故ここをスロー再生しなかったのかは不明。
 なかなかインパクトもあり怖さも十分なのだが、★5つには至らず。
 現物出現タイプは前作SP5の「疾走!」のインパクトが強すぎるためなのも理由だが、
 謎の女がカメラに収められている時間が短いのが少し痛い。
 これ、ビデオをもっていたのが弟ではなく姉だったら「疾走!」とタメを張れる作品になっていたのではないだろうか。
 ちと勿体無い。
3 「あるオフィスで・・・」 ★★★☆☆
 同僚が飲み会に行っている間、ひとり残業に勤しむ投稿者。なんか、ものすごく、哀れだよな…
 現象は謎の人影2人、「よかったね」との謎の声。そして終始映像に納められている「死ね…死ね…死ね…」との声。
 質より量で攻めた作品だが、惜しむらむは携帯の動画なので鮮度が粗いことか。
4 「シリーズ監視カメラ:いないはずの…」 ★★★☆☆
 うお! 透けた! 怖みはないが面白い!
5 「前触れ」 ★★★★☆
 高層マンションに住む投稿者。問題の映像が撮られる前日に、住民でもない女子高生が最上階のコインランドリーに現れ、
 「あ、来た…」との言葉を残し自殺したという。CCDカメラの不鮮明な映像が検証を盛り上げる。
 問題の映像はなんと美しい夜景の空を歩く2人の人影。俗に言うフライングヒューマノイドというやつだろうか?
 とにかく、雰囲気といい不思議さといいなかなかの傑作。
6 「自主映画」 ★★★☆☆
 寒い自主映画の撮影中、役者がかがむ瞬間に目のような模様が映る。
 これだけならクソだが、今回はそれだけでは終わらない。
 後々にかけて後出しという事で再録されるかもしれないが…奥の方に座っている男に注目。
 男が映るはずの、床の影には何故か知らない女性の姿が映っている。こっちのが怖いよ。
7 「合宿」 ★★★★★
 窓モノ最強の作品。 面白いとか言うんじゃなくこれは純粋に怖さしかない。
 合宿の最中、皆で怪談話をしようと部屋に集まった投稿者たち。
 何か映るといいねと回されたカメラにはとんでもないものが映された。
 それは怪談を聞きにきたのか、はたまた引き寄せられたのか…
 窓ガラスには「巨 大 な 顔」が終始ずっとこちらを覗いていた。
 何故か俺は2回ほど「どれが顔なのか」解らなかったが、3回目で発覚。マジでビビりました。
8 「焦げ痕」 ★★☆☆☆
 ラップ音や物の落下という現象はつかみ的には良くあるパターンだが、今回は謎の粘液が残されている。
 こういう新しい領域にチャレンジした精神は認めるが、如何せん映像が怖くなさすぎるため失敗という感がある。
 てか、そんなキモいもん残しておくなよこいつら……。
 映像は部屋をゆらめく鬼火のようなもの。最後にその部屋が半焼したとのオチ。
9 「・・・とある住人」 ★★★☆☆
 今作のコンセプトに一番合っている作品。
 沢山の人が住むマンション、しかし誰にも気づかれる事なく二ヶ月も放置されていた死体があった。
 都会は人間が溢れるところだが、その中で自分に興味を持つ人間は一握りにも満たない。孤独なものである。
 そんな一抹の寂寥感を与えてくれた今回の作品。
 現象は酔っ払った投稿者、自分の部屋は11Fにあるのだが何故か9Fで降りてしまう。
 9Fには前述した長時間放置された死体がある部屋があった、その部屋を通りかかると、
 寂しげな表情でこちらを見る中年女性の顔が…。
 怖味もある、だが、それ以上に何か寂しい。そして、霊の出方が余りにも平凡過ぎたのが残念。

総評:★★★★★★★★☆☆(8/10)
 都市に重点を置いた作品。霊現象も全体的にレベルが高いが、見事なのは都会の孤独感、寂寥感の表現だろう。
 夜のオフィス、アパートの最上階にあるコインランドリー、何処か寂しさを含んだ都市の夜景。
 誰にも気づかれずに孤独に死んだ住人……怖さの中にもそういう叙情的なモノを醸し出させた今回の作品は凄いと思う。
 欠点を挙げるとすれば、メイン作品に「現物出現タイプ」を持ってきたのは良いのだが、現物の露出度が低い点。
 そしてタイトルコールの叫び、これはもうやめろ、心臓に悪い。

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Part14

1 「事故現場」 ★★★☆☆
 事故現場を通り過ぎた後、車内にフロントガラスにハッキリと女性の顔が映る。
 解りやすくて良し、つかみはOK。ただ何が二重なのかはよく解らない。
2 「白い影」 ★★★☆☆(前/後編)
 SP5「日本人形」の引っ張りネタ。寄せられた手紙は完全にスタッフの狙い通り。
 正直SP5見た奴で気づかなかった人は居ないと思うんだが。
 早送りして問題の映像を見ると結構ゾクっとする。
 その後もかなり引っ張る。スタッフが事故ったり行方不明になったり見つかったりとか。
 とまあ、スタッフに色々災難が降りかかる為、スタッフルームに監視カメラを設置。後述。
3 「マーゴン|MA−ON」 ★★★☆☆
 なぜか台風の日に外を撮影したらしい。命知らずな奴だな。
 ビデオカメラについた水滴の中に無数の人の目玉が。かなり不気味だ。
4 「安普請」 ★★★★☆
 宅飲みの最中、携帯ムービーやデジカメでお互いを撮影。
 確かに畳の中に女が埋まっている→次にその箇所が映った時には大量の髪の毛だけが残った。
 畳を剥がすと人の乾燥した皮膚が埋まっていたとか。
 その後も何度か引っ張るが、結論が出ず不気味な余韻を残した良作。
5 「酔払い」 ★☆☆☆☆
 確かに足を掴まれてる。それだけ。携帯動画だからもあって微妙。
6 「老人」 ★★★★★
 呪いのビデオ14の傑作。恐怖感はないが不思議さがいっぱい。
 「頭のおかしな老人」というサブタイトルだが、意表を突かれた。
 生で妖怪を見たい人にはマジオススメ。インパクトとか消え方とか凄く逸品。
7 「手首」 ★★☆☆☆
 壁に掛けられた服から手首が。方向性は面白い。
 しかし携帯動画で画面が小さい為そんなに恐怖感はなし。 残念だ。
8 「産女」 ★★★☆☆
 冬の寂しい道路にふと現れる巨大な女性の影。半裸らしいがよくわかんね。
 2時間も写ってたってすげえな。個人的にこれはタイトルが秀逸だと思う。
 監視カメラシリーズではなかなかの出来。
9 「ふたり」 ★★★★☆
 電波なナレーションではじまる廃墟探索。現れた二人の人影はバンボルグ・ゲヒラというらしい。電波検定2級認定。
 廃墟の雰囲気が結構いい、人影自体は背中から哀愁を感じそうなだけでそれほど恐怖感なし。
 終盤ノイズで打ち消す演出の意図は? 引っ張るのか?
 あと廃屋探検の最中、2〜3箇所顔がハッキリと映ってる場所があるので探してみるのも一興ですよ。見つけづらいけど。
オマケ 『スタッフルーム内』 ★★★☆☆
 焼肉を食った後のスタッフの胸元に日本人形っぽい顔が。
 そして2「白い影」の続編。
 スタッフルームでカメラトランクに手をはさめて本気で痛がるスタッフ→そいつにスチール棚が落下。テラワロス
オマケ 『黒狐』 ☆☆☆☆☆
 キチガイからの挑戦状。どこまで引っ張るのやら。

総評:★★★★★★★☆☆☆(7/10)
 「老人」が逸品。その他も全体的に質は高い。ただ、ノイズ等の演出は不要。
 ただ、携帯の動画が多かったのだけは残念だな。かなり解りづらいんだこれ。
 それよりも今回、そしてpart15と2度出てきただけで視聴者に強力な印象を残したスタッフ「藤屋敷」が初登場。
 彼はロンゲ&ニコチン中毒&無礼の3つの凶悪な武器を持ち、視聴者に不快感を与えてくれました。
 このビデオ見て何人藤屋敷氏の「気持ち悪いですねー」に「お前もな」って突っ込みいれたんだろうか…

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Part15


1 「事故」 ★★★★☆
 轢かれている途中目が出るだけ。
 心霊的な怖さというより、事故の怖さが体感できる逸品。ホント生々しくて怖い。
 3回も轢かれたって…撮影者マジに大丈夫なのかよ。
 その後の補足説明、ここで事故を起こしたドライバーの「被害者が見えなかった」って
 スゲェヤバいと思うんだが。撮影者の無事を祈る(;´Д`)
2 「責任」 ★★★★☆(前/後編)
 廃屋系。先輩が言った謎の言葉「責任食品」。良くわかんないけど気味は悪い。
 階段を一緒に降りてくるドレスの女性はかなり怖かった。
 あと前編でキモヤニマン:藤屋敷とデブスタッフ:横田がその廃屋に進入するんだけど、
 デブが床つきやぶって落下したのにギガワロスwwwww
3 「夜の買い物」 ★★★☆☆
 酔ってるとは言えエロビデオのタイトルを延々と連呼する撮影者にワロス
 自販機のガラスの中に両手を挙げる白い影。動くのがポイントだな、影系の傑作かも。
4 「新年鍋」 ★★★★☆
 新年鍋をしている最中、ニヤニヤしながら覗き込む黒い2人(3人?)の人影。
 そして消える。シンプルな出来なのだが、何が何なのか解らない不可解さが良い味を出した。
 初期の匂いのする地味な秀作。
5 「夜釣り」 ★★☆☆☆
 光る手のようなものが映るだけでそんなに怖くはないんだけど、夜の海って場所がいいね。雰囲気がでる。
 てか、おとん気づくの遅いよw
6 「自転車置き場」 ☆☆☆☆☆
 壁の染みを霊と無理やりつなげた駄作。強引すぎ。あんなんが霊ならどこにでもいるっつの。
7 「豪雪」 ★☆☆☆☆
 白い影が5体くらいずらーっと並んでた。こう書くと怖そうだけど実際見るとクソ。
8 「トンネル」 ★★★★☆
 最初見た時は「これだけか、つまんねえ」と思ったけど、最後の方で凄いのを持ってきた。
 鳥肌もの。演出の勝利!
 トンネルに佇む少女の影は恐怖そのもの。
9 「ニューロシス」 ★★★★★
 雰囲気は全シリーズ随一。外一面に広がる雪景色。綺麗な形を残したまま風化していったロッジ郡。
 屋内にも横たわるテディベアとクリスマスツリー。冬好きには最強。すげぇノスタルジック。
 あと投稿者の女の子が超かわい(ry
 ミラーハウスの雰囲気も良し。そして現象は中から聞こえる謎の母親の怒号、子供の泣き叫ぶ声。
 投稿者達は怖がって逃げるも、ミラーハウスという迷宮ではそれも困難なため、
 まるでホラー映画でも見ているかのような臨場感がある。
 「音声モノ」と「現物出現」の良い所が巧くミックスされた、文句なしに素晴らしい出来。!
オマケ 「黒狐2」 ☆☆☆☆☆
 いつまで引っ張るんだ。ただの電波君じゃねーか。


総評:★★★★★★★★☆☆(8/10)
 途中かなり中ダレしてたが、最後の2つで盛り返したので良し。全体的にレベルは高め。
 現実的な恐怖を味あわせてくれた「事故」を頭に持ってきたのは上手いと思った。
 最後には音声系で一番怖いと言われているニューロシス。これが良い。
 14にあった余計なノイズ演出も消してくれて好印象だった。

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Part16


1「卒業旅行」 ★★★☆☆
 卒業旅行で沖縄に来ていた投稿者達。
 自殺スポットという側面を持った、美しい観光スポット。そこから飛び降りる人影。
 落ち方が少し不自然なのがイイ。怖味はないが、つかみとしてのインパクトはバッチリだ。
2「引越し先に・・・」 ★★★★☆
 投稿者が個人的に好み。ナース服の用途は何ですか
 一軒家に引越した投稿者。引っ越す際に撮られたビデオ。
 テーブルを組み立てている途中、女の子が咳をした直後、窓ガラスに首吊り死体の下半身のようなものが映る。
 問題の映像が撮られた部屋の不自然な汚さ、壁に飾られたお札、自殺未遂を繰り返す同居人……
 以上のような要素で期待を膨らませるが、映像はほとんど一瞬しか映らないのがちょっと物足りない。
 ハッキリと映るのは高ポイントなのだが。
 「死の予告」と共に、今回のメイン作品ともいえる。理由は後述。
3「死の予告」 ★☆☆☆☆
 N2「引越し先に」はある意味でこの作品の前座のようなもの。
 挙動不審な(薬やってる?)男の映像。最後まで引っ張る。
 「スタッフは2度驚かされることになる」……
4「体育館に唸る音」 ★☆☆☆☆
 体育館でカメラ付のビデオで遊ぶ投稿者。女の子の顔がブレるのは偶然だろ。
 「シュルシュルシュル」 という音が霊現象だと知った時は過去最低のランクを付けようかと思ったが、
 その後のスロー再生でハッキリと声が聞こえるのが解った。「キエロ…キエロ…」それだけか。微妙だ。
5「ライブハウス」 ★★★☆☆
 ライヴ中に突然倒れたドラマー。その正体と思われるものは、ドラマーの肩から伸びる血塗れの手。
 よく考えると結構怖いのだが、一瞬しか映らなかったのが残念でならない。
6「背後に佇む少女」 ★★★☆☆
 コンビニの店員(♂)に♂が告白するという罰ゲームwの帰り道の投稿者たち。
 幼稚園前にあったサッカーボールで遊んでいると、背後にいきなり人影が(比較的ハッチリと)現れる。
 この人影、結構背丈があるので少女というのは厳しいものがある。
 無表情でなかなか怖いが、やはり一瞬しか現れないのは残念だ。
7「叫び」 ★★★☆☆
 音声系。彼女とのデート中、ふと聞こえる気味の悪い声。「ィィァァ…ァァァァゥァァァ…ヤメテ…ヤメテェ…」
 声の正体らしきものは検証で明らかになる。
 この二股女もムカツクが、やはり切ないものもある。
 個人的に音声系では好きな作品。
8「〜シリーズ監視カメラ〜 誘い」 ★★☆☆☆
 通過する電車の中に現れた大きい人影。まあ普通といったところ。
 その後コケる女子高生と繋げるのはやはり無理がある。
9「続・死の予告」 ★★★★★
 …洒落にならん。いいのかこんなん映して!?
 ぶっちゃけると男の「生 首 吊 り シ ョ ー 」。首に紐をかけて、ベットから飛び降りる瞬間は鳥肌が立つ。
 ぷらんぷらんと揺られてる中、留守電からは死んだ筈の男の声が流れ……

総評:★★★★★★★☆☆☆(7/10)
 問題作。歴代で一番「死」に近い回。それもこれも最後の「死の予告が」衝撃的過ぎるからだ。
 呪いのビデオ的には反則技だが、生首吊りショーは生理的に来るものがある。
 それより、気になるのは「死の予告」と「引越し先で」。共に「首吊り自殺」を扱ったこの2本。
 この2本の作品は、部屋の位置関係(隣にあった階段)や、自殺した男の服装にかなり類似性があると思うのだが。
 そしてもう1つのポイントは「咳」だ。
 「死の予告」の男は死ぬ直前、咳をしていた。
 「引越し先で」では、投稿者の女性が咳を二度ほどした次の瞬間、首吊り死体が現れた。
 スタッフは明らかにしなかったが、どうもこの2本の作品は関連性があるように思えてならない。
 これを狙ってやったのなら、流石といか言いようが無い。
 全体的なテンポは良いが、霊現象の露出度が低く物足りなさがある。

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Part17


1 「樹霊」 ★★☆☆☆
 投稿者が正月、実家に帰っり甥っ子を撮った映像。
 木々の間に陰気そうなオッサンの顔と髑髏のような2つの顔。まー、特に怖さもなく。
2 「湖の底から」 ★★★★☆
 夜中、閉鎖されたボートに乗り込んだ投稿者たち。突然ボートが揺れ、うち1人が背中に冷たい感触を感じる。
 現象はボートから上がる際に水面に現れる腐乱死体のように歪んだ女の顔。
 なかなか不気味でよい。そして後に、皆揃って「水の中に引きずり込まれる夢」を見たという。
 てかインタビューのおっさん…「さっきもお話したけど」とか言うなよ…w
3 「死神の告知」 ★★☆☆☆
 夜、スケボーで遊んでいた投稿者。
 トラックに轢かれそうになり九死に一生を得るが、そのビデオは瞬間を収めた。
 ライトの逆光の中に、一瞬だけ骸骨のような顔が写る。
 解りづらい上に現象は怖くもないが、その後、轢かれそうになった人が死亡したという。
 インタビューを受けた人がマジ泣きしてたから説得力あるな。
4 「防空壕の奥から・・・」 ★☆☆☆☆
 白い影系。防空壕って舞台は良いのになー、全然怖くねぇ。
 和服を着た人影がこちらに近づいてくるとか言ってるけど、和服かどうかサッパリ解らん。
 しかし何だろ、何か終始ハァハァって声が聞こえるんだけど、これ人の声かな? こっちの方が気味悪い。
5 「叫ぶ手」★★☆☆☆
 サーフィンしている彼を撮った投稿者。
 波間に手がホントに一瞬だけ写る。一瞬しか写らない上に一本だけ、これが複数だったらかなり怖かったが。
 タイトルが上手いので★2、本来ならば★1レベル。2連続で不作だな。
6 「振り返る地蔵」 ★★★☆☆
 地蔵が大量にある寺へと観光に出かけた投稿者。投稿者がnadeていた地蔵が、振り返る。
 比較するとかなり解りやすい。都市伝説とかでありそうなシチュエーション。怖さはないが面白い。
7 「彼女の背後に・・・」 ★★★☆☆
 とりあえずあれだ、何かインタビューじゃゴスロリなんて着てるけど彼女かわいい。
 てか「愛してるよ」て何回も言わせたり、携帯を詮索したり。何だこの男。
 現象は窓の外にストーカー紛いとなった男の顔。生霊ってやつかな? 解りづらいがなかなか気味が悪い。
8 「呪われた病院」 ★★★★☆
 部室改修の際にロッカーの中から出てきた不気味なビデオ。危険と書かれたメモと、お札付。
 そんなん書かれてたら確かに見たくなるのが人情だよな。
 ビデオの中には廃病院の探索映像が写されていた。
 赤・青・白の3種の懐中電灯を使ってるのが不気味さを増して良い。
 問題の「403号室」に到着するが、現象が見られるのはその隣の402号室。
 ライトの中に複数の人の顔。かなり気味が悪い。
 で、明らかに何か出そうなくらいの不気味な廊下の前まで来るが、
 謎の足音にビビって奥まで行かずに引き返しやがる。このチキンが!
9 「仲間に入れて・・・」 ★★★☆☆
 中学校の同窓会の映像。自殺した同級生が、窓の外に写る。何ともいえず、物悲しい。
 ビデオが撮られた後、自殺した同級生を苛めていた奴が登校拒否になったという。
 まあ、当然の報いだと思うけどなぁ。あとその登校拒否になった奴が、昔のバイト先の先輩に超似てるwwww
次回予告
 引っ張って引っ張って、次回、いよいよ黒狐との対決!
 「呪いのビデオ史上最悪の展開」! なんか笑える! 期待できるぞこれ!

総評:★★★★☆☆☆☆☆☆(4/10)
 マンネリしてた6〜9くらいの完成度しかないのが実に残念。。
 何だかパワーダウン気味で、全体的になーなーって印象。怖みも少ない。
 メイン作品も何だか良く解らないし、本当に次回予告の為に作られたような感じさえしてくる。
 一番面白かったのは次回予告だってどうなのよ。しかもその次回予告も次の回で思いっきり裏切られる訳だが。
 褒める所がほとんどないってのも珍しい。

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Part18


1 黒狐の終末 第1章 ☆☆☆☆☆
 とりあえず、ここでいう黒狐とは誰かというと、2004冬から製作スタッフ宛てに
 呪い殺すだの死ねだの物騒な手紙を送ってたキチガイって事で認識してください。
 黒狐から手紙が着始めてからスタッフルームに異変が起きたというが、その異変を説明してないのが意味不明。
 んで、第一章は何と黒狐っぽい人物と電話でコンタクトが取れたという衝撃の事実からスタート。
 しかしその人物は自分は黒狐じゃないとして否定。Tと名乗り、ブロードウェイの別作品「陰陽師」の「呪符」を要求する。
 とりあえず、そのTの筆跡と黒狐の筆跡は全く同じだからバレバレなのに。何だそれは。二重人格者か何かか。
 で、スタッフの仮説がまた笑える。「もしかしたらT氏は狐に憑かれているのではないか…」バルスwwwww
2 「98話目に現れた霊」 ★★★★☆
 合宿で蝋燭まで立てる、きちんとした100物語を行った投稿者たち。98話目に差し掛かる頃、何の前触れもなく灯が消える。
 電気を着け、残りの2話を語っている最中、窓の外に明らかに人の顔と思えるようなモノがこちらを覗く。
 いきなりの秀作。ビデオを撮った女の子が顔に気づいてビビるのもいい。言うなれば久々の「現物出現」タイプ。
 事象の顔の表情は優しげなので怖さはないが、シチュエーションに味わいのある逸品。
3 「シリーズ監視カメラ:最上階に向かう霊」 ★★★★☆
 飛び降り自殺があったというマンション。そのエレベーターは、何故かいつも最上階へ続く14階で止まっている。
 今回監視カメラに現れたのはその正体。無人のまま上昇していくエレベーターが12階辺りを差し掛かった時、
 ドアの窓ガラスに、突如白いTシャツをした人影が、徐々に横へとスライドしながら現れる。
 シリーズ監視カメラの傑作。実に検証が巧い。映像の怖さ見事に引き立てている。これ大好き。
 Part11のエレベーターに通じるモノがあるが、こちらの方がクオリティ高い。
4 「取り残された座敷童」 ★★★☆☆
 取り壊されている最中の家。その中に、見知らぬ少女が一瞬現れる。
 ちと最初は解りづらいが、リプレイでハッキリと写るのが解るはず。これはタイトルがいいね。
5 黒狐の終末 第2章 ☆☆☆☆☆
 何書けばいいんだコレ…。えっと、とりあえず上記したキチガイに、スタッフが某所の寺へと呼び出されたんだけど、
 結局そいつ来なかったって意味が無い話でした。でも続く。なんかなあ
6 「ビデオレター」 ★★★★★
 久々の傑作!個人的なランキングが入れ替わるかもしれんくらい怖かった。
 単身赴任の父親宛にビデオレターを送ろうとして、近くの公園で子供を撮ったビデオ。
 突如柵の向こうに、不自然な手の動きをする少女が写る。(ちなみに、向こうは崖だから人がいるとかありえない)
 一瞬後、子供の頭でその少女が隠れるが、子供の頭が右に寄れた瞬間、
 一瞬の間にその少女が柵を乗り越えて近づいている!
 とにかくその少女の表情や仕草が気味悪く、怖い。時間帯も夕方あたりだから、インパクトも十分。
 黒狐いらねーからこっちをメインにすればよかったんじゃないかなホント。とにかくお見事!
7 「エコー映像」 ★☆☆☆☆
 違法な堕胎などを行っていると噂される産婦人科医で撮られた、胎児のエコー映像。
 いや確かに顔っぽいのはあるんだけど、ホントに苦しいなコレは。まあ、投稿者の境遇はかなり笑えんが…
 えと、あと、おっぱいが(ry
8 黒狐の終末 第3章 ☆☆☆☆☆
 で、色々あってそのキチガイ(T,黒狐)と対面。こいつ言ってる事支離滅裂なんで話聞いてて異様に疲れるわ。
 まあ、虐待とか苛めが本当であればそれは同情を引く境遇なんだろうが。
 なんか、黒狐が事実を話しる様子が、明らかに自分で話を作ってるとしか思えない不自然さがあるんだよなぁ。
 てか、もうお腹いっぱいだしこいつの話はもういいよ。いいって。いいから。え、続くの?
9 「覗く瞳」 ★★★★☆
 中学時代に、友人達と近所の旅館に遊びに来た時の映像。その中のテーブルに、逆さま人の顔が覗き込んでいるのが解る。
 てかよく気づいたな、ってのもあるんだけど。「逆さ」ってのは新鮮だ。ちょっとしか写らないんだけど、十分に怖ぇー。
10 「呪われた家」 ★★★★★
 竹薮の中の廃屋に肝試しに来た4人の投稿者たち。
 廃屋の地下室で井戸を見つけ、井戸を覗き込んだ瞬間に投稿者の一人が怯えたフリをし、皆でその廃屋から逃げるが
 その最中、ビデオには逃げている3人の投稿者の他にもう一人の人が写っていた。
 これは怖い。写ってた女が、やけに細くて手が長い…明らかに人間じゃねえ。すっげー気味悪い。
 あとその女が写った次のカット(竹薮をかきわけるとこ)に、明らかにオカシイ位置に手があるんだがこれはスルーなのか?
 インパクトはないんだが、リプレイされる度にじわじわ来る怖さで★5評価。
11 黒狐の終末 第4章 ☆☆☆☆☆
 学校や近所に黒狐の噂やら何やらを調査するスタッフ。
 学校側からは「いじめはなかった」「妄想癖のある子供だった」とか何とか。
 …まあ、学校からしてみれば「いじめがあった」とは言わんと思うから、どっちが正しいのかは知らんけどな。
12 黒狐の終末 最終章 ☆☆☆☆☆
 意味わかんねー。何これ。
 スタッフは結局呪符を渡したかったのか渡したくなかったのか、全く解らん。
 キチガイ人間の異常性っぷりはよーく解ったが、何か有耶無耶になって終わった感がある。


総評:★★★★★★★☆☆☆(7/10)
 いや、今回は本当に10あげたいくらいの傑作揃いでしたよ。投稿作品は。
 ただ、黒狐シリーズが流れを壊し、ビデオの価値を下げまくってます。カスです。カス以下です。カス以下の以下です。
 こんなん内輪だけで片付けてくれ。尺とってビデオに載せる程のモンじゃねーよ…('A`)
 あんだけ面白そうな次回予告しといて、そりゃねーぜブロードウェイさん。
 黒狐シリーズをスルーすれば前回のグダグダっぷりを十分に挽回する出来でした。

ほんとにあった!呪いのビデオ
Part19

1 「日曜日の公園」 ★★★★☆
 首吊り自殺があったと思われる公園で撮影されたホームビデオ。
 娘がボールを追う姿を捉えるため、カメラが右にバンされる際に明らかに「宙に浮いている人」が映される。
 こっちに振り向こうと動いているような…? しかし、あんな人気の多いところに、しかも白昼堂々。
 恐怖という訳ではないが、インパクトはかなり高し。初っ端かにキてるね!
2 「シリーズ監視カメラ:レンタルビデオ」 ★★★☆☆
 新人の演出補助佐々木さん初登場。可愛いです。
 レンタルビデオ店の監視カメラ。アニメコーナーの所に設置された監視カメラに映されたのは「子供の脚」。
 監視カメラの脚系は今までのようにポツッと白い影が映るパターンしかなかったが、今回は明らかに
 「子供の脚」が歩き回っているのが解るはず。なかなかです。
3 「御盆の夜」 ★★★☆☆
 山形の実家に帰省した際に撮影されたビデオ。映されたのはあるはずのない踏み切りの音+人魂のようなもの。
 が、後々のスタッフの検証で「人魂の中に老人の顔が見える」とのこと。投稿者にその話を聞くと、
 「祖父は飛び込み自殺をしていた」との事実が発覚。…出来すぎの気はしなくもない。佳作といった所。 
4 「子供の日」 ★★★☆☆
 子供の日に近所でお祝いをしている所で撮られたビデオ。水子の霊がうろついている、というが。
 最初3回くらい見ても解らなかったんだよな、その代わり、多分ほとんどの人が気づいていると思うが
 黒い影が映った次にカメラが右にバンして窓ガラスが映りだされる際、なんか白いTシャツ着た人影が
 映ってますよね? これ、動き方が不自然なんで、やっぱ霊じゃないんですか?
 どーなのよ製作委員会。これだったら、あんな影よりよっぽど解りやすいぞ。
5 「着信」 ☆☆☆☆☆
 横田様お久しぶりです! なんかこの人出るとやっぱり和むな。嬉しい。
 で、霊からの着信が留守電に残ったとか何とかで、岐阜の芸能プロダクションに調査に向かうスタッフ。
 そこで出てきたのが女優「あいざわ みり」自称霊感女優。演出補の佐々木さんの方が可愛いと思う。
 やたら楽しそうに顛末を話すプロダクションのスタッフとあいざわ。
 あいざわの話に出てきた「電話ボックス」「二本の木」「提灯」。その場所へ向かい「つづく」
6 「学生映画に映りこんだ霊」 ★★★☆☆
 アマチュアの学生映画の撮影で映された「女の霊」。ソレは赤い服を着ているというが全く解りません。
 しかし、同時に撮られた記録用のメイキングビデオには映されてなかったらしい。
 で、お約束通りこれ撮った後に金縛りやら色々。
 実際の映像は電信柱の影からこちらを覗く女の人影。表情といいなかなか気味悪し!
7 「パレード」 ★★☆☆☆
 お祭りの最中、皆が足踏みをしている中で足踏みをしていない「不可解に映りこんだ脚」。
 確かに、脚だけしか映ってないのはわかる筈。しかし…脚がやったら細いな。確かにこれは霊かも。
8 「シリーズ監視カメラ:人身事故」 ★★★★☆
 人気の無いのホームに、挙動不審な男が現れる。終電近くになり人も増え始め、電車が来るのだが
 その挙動不審な男…これだけ大勢の人間がいる中で、電車がやってきたホームに飛び降りる!
 怖さとかじゃないんだが、死ぬほどビックリしたよこれ。考えれば考えるほど不思議な作品。
 何でほぼ減速しきった電車に向かって飛び降りるのか? 何故あの場にいた誰も気にしなかったのか?
 男は本当に生きてる人間なのか? 謎は深まるばかり。Part19髄一の出来。
9 「続・着信」 ★★☆☆☆
 その電話ボックス付近で起きた10年前の事故を調べる為に奔走するスタッフだが、
 結局手詰まりで調査断念。「また続けたい」とスタッフ。いや、別にこのまま打ち切ってしまってもいいのになあ…
 これをメインにしたのも、岐阜のP会社からの依頼かね。
 で、実際に留守電に残された声。泣き声っぽいものと、「帰りたい」「間違ったよ」とは聞こえたが。
 別に猫のうなり声にも聞こえる……微妙だな。うーん、メインに持ってくるものでもないだろ。

総評:★★★★★☆☆☆☆☆(5/10) 
 佳作揃いだが傑作が無いのが残念。全体的に一定のレベルを保っているのでつまらなく無いが、
 身を仰け反らせるだけのインパクトが強い作品が無いのも残念。可もなく不可もなく、ってとこかな。
 演出等も頑張って毎回ちょくちょく変えているのだが、今回は何故か初期臭がする。何故か。
 あとメイン作品に何故コレを持ってくる、ってのも。
 なんか、霊視だとかが絡むと呪いのビデオのコンセプトから外れる気がすると思う。
 「あいざわ みり」の売名に利用された感があって不快感が残るのが何とも。

ほんとにあった!呪いのビデオ
Part20

1 「焼け残った怨霊」 ★★★★★
 とりあえずイチロー似のヒゲスタッフ、再び登場。相変わらずニヤケ顔が癪に障る奴だ。
 現場検証では、投稿者達が恐れて入れろうとせず、スタッフのみが廃墟に突入する。
 さてこの廃病院、ほん呪ファンであれば何処かで見たことがある人もいるのではないだろうか。
 それもそのはず、Part6「廃病院」(ナニシニキタノ?)で登場しているのだ、この廃病院。名前忘れたけど。
 で、現象は問題の第7病棟の廊下に差し掛かった投稿者たち、床に転がる不審な物体にライトを当てる。
 するとその物体、生首と解るとゆっくりと起き上がり、宙に舞い上がりこちらへ向かってくる!
 雰囲気の出る廃病院、触れてはいけないものに触れてしまったような恐怖感、
 現物出現タイプならではの臨場感といい素晴らしい。20では郡を抜いた恐怖度を誇る秀作!
2 「スタント」 ★★★☆☆
 某特撮番組の撮影中、簡単なスタントシーンで大怪我をした人がいるという。
 そのビデオの中には、スタントが車のボンネットに落下するシーン、影の中にダブるようにして現れた顔がいた。
 うーん、まあ、なんか気味悪い顔だな。普通。
3 「私がもう一人…」 ★★★★☆
 横浜に遊びに行った投稿者達。受験勉強を頑張る友人に向けビデオレターを撮影する。
 その中には、明らかに投稿者の一人と思われる謎の"同一人物"がこちらを覗きこんでいた!
 怪談フリークなら誰しもが知る「ドッペルゲンガー」のリアル版。表情、覗き込む仕草がかなり怖し。
 ただ、事象のヤツは似てるといえば似てるけどちょっと不鮮明なんだよなあ。
 事象の恐怖ではなく、アングルのシチュエーションがはまった良作。
4 「暴力の理由」 ★★★☆☆
 スタッフルームに突如女性が助けを求め現れる。
 聞くと夫からDVを受けており、離婚裁判の為に撮影したビデオの中に不可解な部分がある、らしい。
 ビデオの中にはどうも不自然さの残るDVシーン。
 夫の言動が本気でおかしいから、もしかしたら本当に憑依されてるのかもしれんが…。
 夫の顔に一瞬だけ、女性らしき顔が映る。
 Part5「タイムカプセル」のような現象だが、怖味としては圧倒的にPart5のが上。
5 「お料理会」 ★★☆☆☆
 高齢者たちによる料理会の映像の中、老人が包丁を扱って肉を切るシーンに、包丁に男の顔上半分が映る。
 何やら友人の昔の顔に見えるらしいが。包丁に映るのは新鮮だが、そんなに怖くない。
6 「教育ビデオ」 ★★★☆☆
 「ヨガの教育ビデオに不可解なものが映る」とかという内容がスタッフルームに多数届く。
 製作会社にコンタクトを取るも、その製作会社は潰れ、社長も自殺したという。
 問題の映像はうっすらと大きめに写る中年男性の顔。表情が結構怖い。
7 「シリーズ監視カメラ:誰もいない会社に」 ★☆☆☆☆
 ビルの夜間警備をしている投稿者、監視カメラに不可解な影が映ったという。
 現象は壁にライトが当たる際、スライドして動く黒い上半身の影。まあ、シリーズ監視カメラなんてこんなもんだ。
8 「添付された呪い」 ☆☆☆☆☆
 え、えーと…俺ん中で最駄作に位置づけしたいくらいに気に入らなかった作品です。
 とりあえず、内容は中学校で流行したチェーンメール。
 見たら災いが降りかかるとか、まぁありがちで実際に投稿者の友人が事故に合ったらしい。
 取材に行ったスタッフ2人は、実際にその添付メールを見せてもらうが、
 女子中学生の与太話を間に受けてピピる女性スタッフ、見るのを拒否。
 お前金もらってこの仕事してんだろ…がなんか興ざめ。
 その後調査を続けると雑誌ライターやら工場作業員やらが出てきて、
 このメールを見たせいで失明しただとか事故にあったとか何とか。
 で、ここで大事件が。なんと、先ほどその「呪われた添付メールを見た」男性スタッフが事故にあって集中治療室に!
 見なかった女性スタッフが「車が後ろから突っ込んできて…血が大量に…」とか泣きながら話すが、
 同乗してたんじゃないの? 何であんただけ無事なの?  つか集中治療室ってあんな閑散としてるの? カメラ入れるの?
 …嘘くささ満点。
 で、お約束の「見る際は自己責任で」のテロップの後、肝心の映像へ。
 以下反転させてるのでドラッグして見て下さい。
 母親が赤子を虐待してるシーンなんだが…赤子がどう見ても人形です、本当にありがとうございました。
 どっからどう見ても生きてる人間の動きをしてない…っつーか動いてないし、人間の質感もしない。
 で、殴ってるといつのまにか首が無くなる(!)のだが、血が一滴も出ないし、明らかに不自然。
 つか、母親のビンタ如きで首が飛ぶ訳はないじゃん…。中国語らしき言葉で発狂する母親はまあ、怖いっちゃ怖いが。
 泣き声だけがいつまでも続くが、どう見てもテープです。本当にあり(ry
 …Part2「作業服の男」を狙って創られたのだろうが、1万分の1も及ばない。ふざけんな。


総評:★★★★★☆☆☆☆☆(5/10)
 個人的ランキングを覆すほどの衝撃的なオープニングから期待を持って見ていたが、後半に掛けて目に見えて失速。
 最初が強烈すぎたため他が色褪せたため、怖味も右下がりしていた。明らかに構成が悪い。
 最後は明らかな"作り"(しかも手抜き作品)を強引な検証でお茶を濁した印象を受ける。
 過去の名作と似たようなものが何個かあるが、どれも劣化コピーで終わってるのが不快ポイント。
 そして全体的に粗だらけなのが凄く無念。
 "作り"なら"作り"でいいから、もっと丁寧に作って欲しい。監督の福田陽平、この変が限界なのか。
 次回作からは監督が変わるので、次の人に期待。

          

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